記録申請用の提出物

1ラインサンプル

申請の対象となった魚を釣り上げる時に使用したライン、リーダー等の仕掛けです。
1 ラインクラス部門(海水/淡水)およびオールタックル部門の記録申請使用したリーダーとダブルラインの全部、およびダブルラインかリーダー、フックに最も近いシングルラインを少なくとも5m(16.5フィート)を提出しなければいけない(世界記録にも相当する場合は10m以上)。す べ てのラインサンプルは連結されたものを提出しなければいけない。
●エサ釣りの場合…釣針はラインサンプルの一部として、付けたまま提出する。
●ルアーフィッシングの場合…使用したルアーは取り外して、ラインのみ提出する。(その代り、ルアーおよびフック配列のわかる写真を提出すること。)
2 フライフィッシングの記録申請リーダー全体を、フライを付けたまま提出すること。ただし以前のように、フライラインの先端部を1インチ付ける必要はなし。
3 ラインサンプルの提出方法それぞれのラインサンプルは、ラインを傷つけることなく、両端どちらからでも容易にほどける方法で提出しなければいけない。ラインはそのまま束ねて提出してはいけない。イラストのように、厚紙にラインが重ならないようきちんときれいに巻き付け、氏名、ラインクラス、魚種名、魚の重量を油性ペンで記入のこと。

2各種写真

申請カテゴリーによって写真の要件が異なるため、注意が必要です。魚の測定は、IGFAルールに則り、慎重に行う必要があります。

A 魚の大きさを証明する写真

[重量部門]
船や浮き桟橋など、地面に固定されていない不安定な場所で撮影した写真は認められませんのでご注意ください。測定には、風袋(網、板、かごなどの補助具)を使うことができます。また、写真の背景はできるだけシンプルなものを選んでください。

「0.00kg」表示状態のハカリの写真

●ハカリはあらかじめ精度確認を受けたものまたは、釣った後ただちに精度確認を受ける

風袋重量が分かる写真

●はっきりと重量がわかること
●水などの余計なものは入れないでください

計測中のハカリと魚全体が入った写真

●魚が地面に接していないことが確認できるように
●風袋を使った場合、それを含んだ総重量が目盛りで確認できること
●風袋を吊るした状態でゼロ設定にしないこと

計量中のハカリ目盛りの拡大写真

●できれば目盛り部のアップも撮影してください

上記のハカリ関係の写真に加え、平らな場所で真上から撮影した魚体の全体写真を必ず添えてください。
●目盛りが読めるメジャーを置くことを推奨します。
●魚種判定のため頭部・尾部・各ヒレなどを拡大した写真があれば認定につながります(とくにバス類、イワナ類、サーモン類、トラウト類、カジキ類、マグロ類、サメ類、ヒラアジ類)

[長さ部門]
キャッチ&リリースを前提としていますので、船上での計測も許されており、写真の要件も簡略化されています。

魚の頭部と尾部も撮影

●魚は通常の形を保って撮影
●専用メジャーの上に魚を乗せ、口吻の先端から尾ビレ末端の中心位置までを測定
●魚の頭部と尾部も撮影
●魚種判定のため頭部・尾部・各ヒレなどを拡大した写真があれば認定につながります(とくにバス類、イワナ類、サーモン類、トラウト類、カジキ類、マグロ類、サメ類、ヒラアジ類)

B 釣り人と魚および釣具の写真

●背景は魚やタックルが鮮明に見える場所を選びます●釣具は別撮りも可能

■ルアーを使用した場合は、フックの本数と配列がよくわかるように置いたうえ、各部の長さが判断できるようにメジャーを添えた写真を提出してもらえれば、現物の提出は不要です。
■フライの場合、現物を提出していただきますから写真は不要です。
■エサ釣りの場合、ハリを2本使用した場合に限り、仕掛け図ないし写真をご提出ください。

ハカリの精度

ハカリは、写真撮影した際に目盛りがはっきり写っていること、精度が保たれていることが求められます。IGFAルールでは、釣った時点から遡って1年以内に精度確認を受けていること、そうでない場合は釣った後でただちに精度確認を受けること、と定められています。JGFAは、秤量50kg以下のハカリで、宅配便などで送れるものは会員に限り無料で精度確認を行っています。精度が規定から外れているものは、残念ながら記録申請に使うことはできませんし、それを使って計測しても記録は認定されません。じゅうぶんご注意ください。ハカリを事務局にご送付いただく場合、精度を維持するために、以下の点にご留意いただけますようご協力をお願いします。
1. はかりの梱包について
①適切な梱包の必要性はかりは精密機器であり、以下の理由から緩衝材での梱包が必要です
●輸送中の衝撃や振動の防止: 配送過程では荷物が衝撃を受ける場合が多く、センサー部品(ロードセルやストレインゲージ)が損傷するリスクがあります。これにより、計測精度が低下する可能性があります。
●外部からの圧力による破損防止: 他の荷物と積み重ねられる場合、梱包材がないと外装や内部構造が損傷する恐れがあります。
●湿気やほこりの影響を防ぐ: 電子部品やセンサーに湿気やほこりが付着すると、故障や劣化の原因になります。防湿袋や乾燥剤の使用が望ましいです。
②梱包の具体例はかりを安全に郵送いただくために、以下の梱包方法をご参考ください
●緩衝材の使用: はかりをエアキャップ(プチプチ等)で包み、輸送中の衝撃を和らげます。
●内箱と外箱の使用: 段ボール箱に入れて隙間に新聞紙や緩衝材を詰めることで固定し、さらに外側に追加の段ボール箱を使用して強度を高めます。
●取扱注意表示の貼付: 外箱には「壊れ物注意」や「上下注意」の表示を貼付し、配送業者が適切に取り扱ってくれるよう、ご配慮いただけますと幸いです。
③梱包なしの場合の対応について梱包が不十分な場合、輸送中のトラブルや損傷により、精度確認が正常に行えない可能性がございます。そのため、適切に梱包されていないはかりについては受付いたしかねます。
 

内箱と外箱を使用した例


2. 費用についてはかりの精度確認に関する費用は、従来通り以下の内容です。
●送付時の送料:元払いにてご依頼者様にご負担いただきます。
●返送時の送料:着払いにてご依頼者様にご負担いただきます。

3. 持ち手のないタイプのはかりの受付について持ち手のないタイプのはかり(例:握りしめることで重量が調整されてしまう構造のもの)は、握る強さや角度などによって影響を受けやすく精度確認が困難であるため、受付をお断りすることとなりました。送付の際には、送付いただくはかりが持ち手のあるタイプであることを、事前にご確認くださいますようお願い申し上げます。
 

持ち手のないタイプのハカリ 例