IGFAがリリースに関する新ルールを発表!

「IGFAがリリースに関する新ルールを発表!」

この新しいルールは、ファイトからランディングに至るどの段階からリリースとなるかを定義すると同時に、アングラーにリリースを推奨するものです。2012年1月に行われた年次役員会で、IGFAトラスティは以下のルールを承認しました。

IGFA は、以下のいずれかが起こった場合、正式にその魚をリリースしたと判断します。

A. 同乗しているメイトがリーダーを握った。
B. スイベルがロッドティップに到達した。
C. リーダーとメインライン/ダブルライン/フライラインの間のコネクション(ノットや
スプライスなど)がロッドティップを通過した。

リーダーの長さはIGFAルールに合致するものとします。10kg(20lb)までのラインでは、リーダーは15フィート(4.57m)を超えることができません。10kg(20lb)を超える太さのラインを使っている場合、リーダーは30フィート(9.14m)を超えることができません。リーダーの長さにはルアーやフックの長さも含みますので、最後のフックのベンドを末端と考えます。IGFAルールにおいてフライフィッシングのリーダー最大長は規定がありませんが、クラスティペットは最大 10kg(20lb)となっていますので、ルアーやエサ釣りのタックルの場合と同様にフライフィッシングの場合、リーダー全長の上限は15フィート(4.57m)とし、最後のフックのベンドを末端と考えます。ショックティペットは12インチ(30.48cm)を超えることが許されず、クラスティペットは少なくとも15インチ(38.10cm)なければなりません。
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このルールは、とくにトーナメントにおいて迅速でコンディションの良いリリースを実現してくれることでしょう。このルール採用に伴い、IGFA トラスティたちは安全で倫理的なリリースにつながる推奨事項を下記のように明文化しました。

○ライブベイトやデッドベイトを使う場合は、サークルフックの使用が推奨されます。
○フックを安全に、魚にダメージなく外せる場合は、外してリリースしましょう。
○もしフックが外せない場合は、できるだけ近い位置でリーダーを切りましょう。
○リーダーを握って意図的にそれを強く引き、切るのはやめましょう。あご以外の場所に
フックがかかっている場合、魚に大きなダメージが起こります。
○ファイトで疲れた魚を回復させるためには、ゆっくりとエラに水を通してやります。
○ネットを使う場合には、結び目のないラバーコーティングされたものを選びましょう。