「クロマグロ遊漁についての意見交換会」(2021年12月17日開催)

 2021年12月17日、水産庁会議室にて水産庁と釣り人団体による「クロマグロ遊漁についての意見交換会」が行われ、各釣り団体からの意見が水産庁に伝えられました。

 JGFAからは2021年7月29日、30日に開催された「広域漁業調整委員会」の折に意見表明した内容に基づき、以下のように要望いたしました。

【クロマグロの遊漁に関する規制についての要望 】(JGFA)
JGFAとして、「いい釣りをいつまでも。」を続けるために、科学的根拠に基づく資源管理の取り組みには賛成であることをまずは表明し、クロマグロの遊漁に関しては以下のことを要望いたします。

(1) クロマグロ遊漁規制のうち、採捕禁止とはキャッチ&リリースも禁止。つまり釣りすることそのものを禁止しています。しかし、キャッチ&リリースする釣りに関しては規制の対象としないことを要望します。

(2) 遊漁の資源管理は国際的な資源管理のスタンダードな手法であるキープ量の管理をベースとし、釣りは周年で続けられるように要望します。

(3) リリースする魚の生存率を考慮して、漁具の規制も同時に導入すること、そしてキープする部分に関しては、バッグリミットを設けることを提案します。

(4) 未来の遊漁のためのデータ集めの資金として、ライセンス制の導入を提案します。


そのほかの釣り団体からも、クロマグロの遊漁規制について、釣り人や、クロマグロの釣りにかかわる関係者の皆さん、そして経済効果など地域振興の観点からも遊漁に配慮した方策を検討してもらうよう、要望が出されました。