IGFA が淡水の世界記録に女性部門新設(IGFAニュース2014/03/07)

 
これは、何百もの「空き」を作り出す記念碑的な変革です。IGFA は、201441日からフレッシュウォーター・ラインクラスおよびフライロッドの世界記録を男女で別個に管理すると発表しました。
海水魚の記録と異なり、淡水魚のキャッチはこれまで男女を分けずに認定されてきました。しかし2014年4月1日以降、既存のフレッシュウォーター・ラインクラスおよびフライロッドのティペットクラス・レコードは男女別に分類されます。より大きな魚がキャッチされたことにより、古くなった世界記録が、新しい分類規定によって再認定されることはありません。これにより、数多くの「空き」が生み出されることになります。ただし201441日以前にキャッチされた未申請の魚を、新しい記録カテゴリに申請することはできません。
「淡水および海水のアングラー・コミュニティにとって、世界記録はより統一感のあるものとなるでしょう」と語るのは、IGFAでワールドレコード・コーディネーターを務めるジャック・ビテック。「どの空きが最初に埋まるか、楽しみです」。
 
IGFA トラスティであり、殿堂入りを許された伝説的なアングラーであるジョアン・ウルフは、この変更に賛成の票を投じた人です。「昔であれば、女性のカテゴリを別にすることに反対したかも知れません。淡水の世界記録を求める女性はとても少なかったのです。しかし今度の変更は女性の釣りを促し、海の記録と同様にすばらしい記録を広く知ってもらうチャンスですし、記録管理の面で一貫性も生まれます」。
 
実際のところ、淡水のラインクラスとティペットクラス記録を樹立した女性は、全体のわずか3.8% を占めるのみで、実に世界記録の45% が女性によって樹立されている海の釣りとは大きな開きがあります。IGFA が今回採用する変更の大きな目的の1つに、女性アングラーの参加を淡水においても促進したいという意志があることは言うまでもありません。 (翻訳:東知憲)

★上記の規定は、2014年4月1日から釣ったものに適用されます。(4月1日より前に釣った魚は対象外となります。)
 
★従来の世界記録「淡水」および「フライフィッシング・淡水」部門で女性がすでに記録を持っているラインクラスの場合、その記録は女性の記録となり、同じラインクラスの男性部門は2014年4月1日を持って空欄となります。つまり、そのラインクラスで2014年4月1日以降に男性が釣った魚を申請すれば世界記録の可能性が出てきます。
 
★JGFA会員(サポート会員を除く)であれば、世界記録申請も日本語の申請書でOKです。JGFA事務局で英訳し、送料負担でIGFAに世界記録申請します。申請に関してその後の英語でのやり取りもJGFA側で行いますので、安心して世界記録申請してみてください。
 
★現時点での世界記録ラインクラス部門リストについてはIGFA会員登録されている人で、しかも、メールアドレスとIGFAが確認したパスワードを入力しないと見ることができません。JGFA会員(サポート会員を除く)でIGFA会員登録をご希望の方は、別途5,000円でJGFA事務局が会員登録を代行しています。
 
★IGFAの世界記録に関してご質問がございましたらJGFA事務局までお問い合わせください。
TEL: 03-6280-3950  FAX: 03-6280-3952  Eメール:
japan@jgfa.or.jp
 
★JGFA日本記録では、「淡水部門」「フライフィッシング/淡水部門」は2006年1月1日よりすでに男女別に認定されております。


 

世界レベルの女性フライフィッシャーであり、IGFAでトラスティーを務め、IGFA殿堂入りも果たしたジョアン・ウルフさん。(写真提供:IGFA)