12/11(日)【JGFA沖釣りサーキット2022・第5戦アマダイ大会】結果レポート

沖釣りもIGFAルールで」という故服部善郎名人(JGFA名誉会員)の呼びかけで始まったJGFA沖釣りサーキット。今年もその最終戦「第5戦アマダイ大会」11日、神奈川県葉山あぶずり港・たいぞう丸で開催され、快晴のもと、23人が参加しました。コロナウイルスのため、3年ぶりの開催でした。

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※今回もIGFAルールにのっとり、電動リールは使えませんので大会参加者は全員手巻き。IGFAルールではなぜ電動リールを認めていないのかといいますと、「釣り」は「漁」ではないとの姿勢から、スポーツマンシップにのっとり釣り人同士、また魚に対してもフェアに釣りすることが大前提とされていることによります。ですので、他人の力や電力を借りずに魚とファイトすることが求められています。また、えさ釣りの場合、多獲を避けるようにハリ数は2本までと定められています。
IGFAルールはこちら  ↓
https://www.jgfa.or.jp/igfa/
 
【ご協賛】(五十音順・敬称略)
ご協賛まことにありがとうございました!
グローブライド(株)、(株)シマノ、(株)上州屋、(株)タックルベリー、(株)ツネミ、つり情報社(株)、(株)釣りビジョン、(株)天龍、(公財)日本釣振興会、(株)バリバス、マルキユー(株)

     
【大会概要】
▼開催日     2022年12月11日(日)  出船7:00   沖上がり14:00
▼場所        神奈川県葉山あぶずり港・たいぞう丸 
▼審 査    25cm以上のアマダイ3尾以内の総重量。
▼ルール    IGFAルールに準ずる。(電動リール、クッションゴム不可。ハリ数は2本まで) 
▼その他     バッグリミットは25cm以上、7尾まで。
▼参加人数  23人(うち、取材1名含む・女性3人)。2隻出し:21号船 17人、 23号船 6人(乗合客と同乗)
 

【当日の概況】
7:00定刻に出船。まずまずの天気でよかったです。まずは江ノ島沖の水深60~70m前後でスタート。開始から41㎝、42㎝といいサイズのアカアマダイがヒットし、幸先いいスタートがきれました。その後は40㎝以下のサイズが中心でしたが、潮回りするごとにぼつぼつと釣れました。10:00過ぎからは北寄りの風が強まってきましたが、大型船のため流されず十分にアタリも取れました。ただ、この水深では、50㎝オーバーの特大が出ませんでしたので、船長は残り1時間は大型の期待できる葉山沖の水深126mからカケ上がる110m前後に移動を決意。ここに着いてすぐ、右舷ミヨシから3番目の浅野法子さんに大物がヒット! 浮かび上がったアカアマダイは優に50㎝を超え、歓声が上がりました。船長の狙いがぴったりとはまった瞬間でした。船上計量の結果、全長52㎝。すばらしいサイズでした。みなさん、我も続けとばかり大物を期待しましたが、それ以上のサイズは出ず、14:00mストップフィッシングとなりました。
帰港後はただちに検量し、表彰式に移りました。その結果、前述の52㎝(1.20㎏)を含め、3尾の総重量2.05kg で浅野法子さんが第3戦・ヒラメ大会に続き、優勝しました。
なお、検量対象の25㎝以上のアマダイを釣ったのは、選手22人中、17人でした。(写真・林悠二さん、伊達志織さん)

【優勝した浅野法子さんのコメント】
12時を過ぎても、バケツの中には検量対象魚は0匹。もう何をしたら良いか全くわからなくなって、1m棚切り後横を向いてボーッとしていたら、押さえ込むアタリがあり、やっと釣れました。
まもなく続けてもう1匹追加。ここで深場に移動。2投目、1m棚切り直後にクンと小さな当たりがあり、合わせて巻き上げてきましたが、全く引きません。でもすごく重い。
おマツリかな、何だろう、この重さは…。仕掛けが真っ直ぐに上がってきて、海面に大きな魚体がポッカリ浮かび上がりました! 1日厳しい状況でしたので、検量対象となる3匹目が釣れてとても嬉しかったです。
 
 
◆大会成績◆
 (審査は3尾以内の総重量、単位kg, そのあとのカッコ内は検量尾数) (敬称略)※同重量の場合は大会ルールで年齢の高い方を上位としました。
1位 浅野法子(ファミリー会員)  2.05 (3)
2位 達正明(マーメイドAC)     1.35 (3)
3位 下留憲政(サポート会員)   1.30 (3)
4位 平澤貞三(サポート会員)   1.20 (3)
5位 菊池信二(サポート会員) 1.15 (3)
6位 岡田徹(サポート会員)      1.05 (3)
7位 岡田順三(マーメイドAC)   0.95 (2)
8位 古宮武(マーメイドAC)      0.90 (1)
9位  浅野俊吾(ファミリー会員)  0.90 (3)
10位 古宮正勝(マーメイドAC)   0.90(3)
 

(1)最大52㎝・1.20kgを含めて3尾合計2.05㎏で、第3戦のヒラメ大会に続いて今大会も優勝した浅野法子さん。

(2)この良型を含めて3尾合計1.35㎏で2位に入った達正明さん。

(3)上位入賞はならなかったけれど、いいサイズを釣った皆さん

(4)2022年のJGFA沖釣りサーキットはこのアマダイ大会をもって終了しました。また来年、いい釣りができますように。スポンサーの皆様、今年もたいへんお世話になりました。この場をお借りして心から厚く御礼申し上げます。