10/7(日)【サンスポ鯛ラバGP 2017和歌山】結果レポート

 サンケイスポーツ釣り協力会(西日本)が主催する初めての鯛ラバ大会「サンスポ鯛ラバGP 2017和歌山」が2017年10月7日(日)、和歌山県白浜町沖で開催されました。参加者28人が中紀・南紀の遊漁船、海進丸、岬丸、共栄丸、純栄丸、弁慶丸の5船に分かれ、マダイ1尾の重量で熱いバトルを展開。最大の1.64キロをはじめマダイ3尾を釣った和歌山県田辺市の田上拓未さん(20歳)が初代王者に輝き、JGFAアンバサダーで大会委員長のタレント、「みっちぃ」こと石崎理絵(みちえ)さんから栄光の赤いライフジャケットを授与されました。

 白浜町の観光スポット、フィッシャーマンズワーフ白浜。午前8時、みっちぃのスタートコールで沖へ。前日の荒天がウソのように空は晴れ、波も穏やか。6時間後の午後2時、選手28人のバトルを制した勝者を乗せて戻ってきたのは弁慶丸でした。
優勝した田上さんは、朝一番でマダイ1尾を釣り、ストップフィッシング前の30分間でさらにマダイ2尾を追加。そのうちの1尾が最大の1.64キロでした。
「ちょっと気を抜いていたところにヒットがあって慌てました。鯛ラバの経験はあまりなくて、何も考えずに無心で釣ったのが良かったのかもしれません。」
みっちぃから賞状と盾、世界に1つしかない「チャンピオン」と記された赤いライフジャケットなどを贈られ、満面の笑み。地元の市役所に勤める田上さんは、弁慶丸の田上敦司船長の次男。優勝船の船長に贈られる「ありがとうキャプテン賞」も田上船長で、父の操船に息子が応えての栄冠に、表彰式会場は温かい拍手に包まれました。
大会はNPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)が後援。フックの結び方や、基準に満たないサイズの魚を元の水深でリリースする「リリースシンカー」を各船に備えるなどの準備をし、大会ルールもIGFA(インターナショナルゲームフィッシュ協会)ルールを適用し、「世界基準」で行われました。
みっちぃの発案で設けられた、船の中で最初に釣った人と最後まで頑張った人への「ファーストヒット賞」「ラストヒット賞」なども大好評。自ら「岬丸」に乗り込んで参戦し、38センチのマハタを釣り上げたみっちぃは、最後に感謝のあいさつ。「白浜で初めて釣った魚が、記念すべき大会でよかったです。マダイが釣れずに悔いが残ったので、必ず近々リベンジしたいです。」と話しました。

優勝した田上さんには副賞としてダイワからクーラーボックスが、ファースト&ラストヒット賞受賞者にはサンケイスポーツ釣り協力会からポロシャツと、みっちぃからオリジナルステッカーが贈られました。
このほかダイワからはレンタル用のロッドとリールを10セット貸与。がまかつからは賞品の鯛ラバ、ハヤブサからは賞品の鯛ラバとキャップが、協力の白浜町からは会場のテントとイスが提供されました。

【表彰と各賞】
【優勝】
田上拓未(マダイ1.64キロ、叉長44.3センチ、弁慶丸)
【ありがとうキャプテン賞】
田上敦司(弁慶丸)
【ファーストヒット賞】※各船で最初の1尾
小原 亨(海進丸)
石橋 啓(岬丸)
山口真生(共栄丸)
児玉 智(純栄丸)
田上拓未(弁慶丸)
【ラストヒット賞】※各船で最後の1び
柏原宏至(海進丸)
西村正子(岬丸)
田中克幸(共栄丸)
渡辺朋也(純栄丸)
植田真哉(弁慶丸)

報告:谷 典寿(サンケイスポーツ釣り協力会・事務局長)
 

優勝を決めたマダイを手に、喜び爆発の田上拓未さん(左)。大会委員長の石崎みちえさんが祝福(和歌山県白浜町のフィッシャーマンズワーフ白浜、提供・サンケイスポーツ)

親子でおめでとう! 優勝の田上拓未さん㊨と「ありがとうキャプテン賞」の父、「弁慶丸」の田上敦司船長

観光名所、三段壁の沖で5隻が一列に並び、みっちぃの合図でスタート!

出発前、勢揃いした5隻の参加船の前で盛り上がる船長と出場メンバーたち