12/10(日)【JGFA沖釣りサーキット2017第3戦アマダイ大会】結果レポート

 沖釣りもIGFAルールで」という故服部善郎名人(JGFA名誉会員)の呼びかけで始まったJGFA沖釣りサーキット。今年もその「第3戦アマダイ大会」が12月10日、神奈川県平塚港・庄三郎丸で開催され、21人が参加しました。2017年は5/21に予定していた第1戦「マダイひとつテンヤ大会」が中止となり、9/10の「ヒラメオープン大会」を第1戦に繰り上げ、第2戦を11/19「カワハギ大会」、そして今回のアマダイ大会を第3戦(2017年最終戦)として開催いたしました。

【ご協賛】(五十音順・敬称略)
ご協賛まことにありがとうございました!
(株)エイテック、GAMAKATSU  PTE LTD、グローブライド(株)、庄三郎丸、(株)上州屋、
スポーツニッポン新聞東京本社(株)、(株)タックルベリー、(株)ツネミ、(株)つり情報社、
(株)デュエル、(公財)日本釣振興会、マルキユー(株)、(株)モーリス

      
【大会要項】
▼開催日     2017年12月10日(日)  出船7:00   沖上がり12:15 (南西強風で予定14:00のところ早上がり)
▼場所        神奈川県平塚港・庄三郎丸 (当日は2隻で行ないました。)
▼審 査    20cm以上のアマダイ3尾以内の総重量。
▼ルール    IGFAルールに準ずる。(電動リール、クッションゴム不可。ハリ数は2本まで) 
▼その他     バッグリミットは20cm以上、7尾まで。
▼参加人数  21人(うち、取材1名含む。その他2名キャンセル)
 
【当日の概況】
 早朝は3℃とこの時期としては寒く、北東の風が少しありましたが問題なく出船できました。、
IGFAルールにのっとり、電動リールは使えませんので水深100~120m前後をライトタックルで40~50号オモリの手巻きで釣ります。IGFAルールではなぜ電動リールを認めていないのかといいますと、「釣り」は「漁」ではないとの姿勢から、スポーツマンシップにのっとり釣り人同士、また魚に対してもフェアに釣りすることが大前提とされていることによります。ですので、他人の力や電力を借りずに魚とファイトすることが求められています。また、えさ釣りの場合、多獲を避けるようにハリ数は2本までと定められています。
IGFAルールはこちら  ↓
https://www.jgfa.or.jp/about/igfa/

 21人が7号船(12人)、10号船(9人)の2隻に分乗して、平塚沖から江ノ島沖の水深110m前後を中心に大型のアマダイを狙って釣り開始。時折、アタリがあるもののなかなかアマダイを手にする人は少ないものの、7号船では44cmが宮井敏晴さん(レギュラー会員)にヒット、10号船ではアマダイ釣りが大好きという岡田徹さん(サポート会員)になんと52cm(1440g)と50cm(1530g)の50cmオーバーの大物が2尾も釣れました。52cmオーバーが釣れたのは岡田徹さんだけでした。
全体的には、検量対象となるアマダイは21人中、13人に釣れましたが、アタリは数年前よりだいぶ減った感じで、アマダイ釣りでおなじみのヒメコダイ(通称アカボラ)やアカタチといった魚のアタリも少なかったです。やはり、バッグリミットを導入し、ほどほどに釣る気持ちが必要だと感じました。
朝方はさほど強くない北東風で釣りやすかったのですが、11:00過ぎから南西風が強まり、12:00を回った時点では一面白波が立ち、残念ながら定刻の14:00までできず、12:15、早上がりとなりました。

【10号船レポート】レポート:伊達志織さん
 烏帽子岩沖、水深92mのポイントからスタート。7:30、右舷ミヨシ・
初参加の関口浩次さんと左舷大ドモ・伊達武さんに両型がヒット!関口さんのアマダイは約40cm、伊達さんのアマダイは約30cmだった。20分後、またもや伊達さんに30cmクラスの中型がヒット!しかし、アタリは続かず江の島沖へ移動。ポイントに着くや否や、左舷前から2番目・岡田徹さんの竿が大きく弧を描いた。慎重なやり取りの末、タモに収まったピンクの魚体に皆大さわぎ!丸々と太った52cmの大アマダイだった。小型のレンコダイ(キダイ)の猛攻をかわしながら11:00、左舷ミヨシ・浅野和也さんが良型3枚をそろえた。直後、またもや岡田徹さんの竿が大きくしなった!上がってきたのはこれまた50cmの大アマダイ!船長も大喜び! 
12:00、右舷大ドモ・岡田順三名誉会長に待望の本命ヒットした頃、突然南西風が強く吹きだし、海の様子も一変。12:15、船長判断により納竿となった。
その他の魚:サカタザメ、キダイ、オニカサゴ、ガンゾウヒラメ、ホウボウ、カイワリ、ヒメコダイ、トラギスなど

 この結果、前述の岡田徹さんが3尾の総重量で3,245gというダントツの成績で優勝を飾り、岡田徹さんと同じ10号船に乗船した浅野和也さんが3尾合計1,550gで2位、また、7号船に乗船した宮井敏晴さんが全長44cmを筆頭に3尾合計1,510gで3位に入りました。
 (写真・林 悠二さん、伊達志織さん)

【優勝した岡田徹さんのコメント】
相模湾のアマダイ釣りが大好きで、シーズン中は何度もここ、庄三郎丸に訪れます。今回の釣り座は左舷のミヨシから2番目。10時少し前に誘いを掛けようとした竿が止まって根掛かりみたいに…。リールを巻き始めると、強い引き込みが何度も襲ってきました。第1号のこの魚が1530g(52cm)。次いで小型(315g)が、そして再び強い引きが来ました。1400g(50cm)でした。3尾合わせて3,245g。
釣り方は、ハリス2mの仕掛けで、底を1m切ってそこを基準に1m上まで段を付けながら誘い上げ、ゆっくりとユラユラ落下させる。どれもこのフォーリング時にヒットしましたね。今日は高めのタナを意識して狙ったのが正解だったようですね。

◆大会成績◆ (審査は3尾以内の総重量、単位g, そのあとのカッコ内は検量尾数) (敬称略)
1位 岡田徹(サポート会員)         3,245(3)
2位  浅野和也(OSフィッシングC)    1,550 (3)
3位  宮井敏晴(レギュラー会員)     1,510 (3)
4位 関口浩司(サポート会員)       1,060 (2)
5位 坂本幸博(終身会員)             925 (2)
6位 平澤貞三(サポート会員)         910 (3)
7位 伊達武(マーメイドAC)          825 (2)
8位 浅野法子(ファミリー会員)   740 (2)
9位 若林務(レッドヘッダーズ)      600 (1)
10位 伊達志織(マーメイドAC)       530 (1)

特別賞 飯村美佳(立花学園高校FC) オニカサゴ 550G

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【今後のJGFA沖釣り大会予定】
2018年
1月14日(日)  JGFA沖釣り同好会「寒ビラメ大会」  茨城・日立久慈港 大貫丸
https://www.jgfa.or.jp/news/event/p000862.html

★お問い合わせ、大会参加申込みはこちらです。
 JGFA事務局   TEL=03-6280-3950  FAX=03(6280)3952
  Eメールはこちら japan@jgfa.or.jp
 

(6)2017年のJGFA沖釣りサーキットはこれで終了。来年もまた「いい釣り」ができますように。

(1)50cm、52cmのビッグサイズを釣り、3尾合計3,245gで優勝した岡田徹さん。

(2)2位は前回カワハギ大会で優勝した浅野和也さん。3尾合計1,550gでした。絶好調!

(3)3位は、宮井敏晴さんでこの44cmを筆頭に、3尾合計1,510g。

(4)10号船での釣果。7号船を上回りました。

(5)特別賞のオニカサゴ550gを釣った飯村美佳さん。