6/15【第11回石鯛タグ&リリースがんばれ!三宅島大会】結果レポート

 
・名称…第11回石鯛タグ&リリース大会 in 三宅島
・主催…JGFAサバロ、磯釣人魚会( 石鯛釣救援隊 ) 
・後援…
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)
・協力…東京都三宅村 全日本磯釣連盟・関東支部
・日時…2014年6月15日(日)
・ルール…IGFAルールに基づくJGFA方式によるタグ&リリース
・表彰…尾叉長の大きさによる 優勝 2位 3位
 
【大会趣旨と目的】
●三宅村遊漁ルールである石鯛類に対するバッグリミット設定への賛同と応援。 
●タグ&リリースによる石鯛類の三宅島における成長率、移動、個体数の掌握。 
現在既にキャッチ&リリースを実施している釣り人への応援と釣り具業界及び一般釣り人に対する石鯛類のキャッチ&リリースの啓蒙
 

【参加者】 12名
【釣果】 
リリース総数…50尾(うちタグ&リリース15尾)  




【大会結果】
優勝:小林登      45cm   三本マカド根

2位:丸橋英三    41cm 三本間根

3位:助川ひろみ 40cm 三本マカド根
  

 
【総評】
今年は例年になく大型が釣れていた三宅島沖磯の名礁三本岳。
その余韻を残しながらの開催となりました。
前日の土曜日は西の強風で三本岳には渡礁できず、大会当日も微妙な状況でしたが、運よく凪るのが予想以上に早く、参加者全員で三本岳に渡ることができました。マカド根、エビ根、間の根に別れて、一発大物!クチジロを目指します。先週まであった黒潮の強い流れが、黒潮の蛇行と共にほぼ「潮なし」となってしまった、三本岳。とはいえ、ほとんどの磯でイシガキダイのアタリが連発し、餌の打ち返しに忙しい状況。そんな中、磯釣人魚会の小林登さんの竿が今まで以上に大きく弧を描き、上がって来たのは口が白くなりかけているクチジロ予備軍の45cmイシガキダイ。第一背ビレ直下にタグを打ち、更なる大型になってからの再会を願ってリリース。この魚が優勝魚となりました。
去年大会のようなクチジロと呼べる大型魚は出会えませんでしたが、12名で50枚もの石物が釣れ一時より魚影が濃くなって来ている印象です。
これは、釣り師そのものが減ったのと、島のルールの影響もありリリースする方が増えているからかも知れません。ただ、石物は驚くぐらい成長の遅い魚なのでなかなか大型に巡り会えない、また大型は持ち帰られる確率がかなり高いこともあって、未だ『幻の魚』が現状です。
今までのタグ&リリースデータでわかったことのひとつに、石物はほとんど同じ場所で釣られるということです。大会の前週の個人釣行では4人釣果20枚のうちタグ付きが3枚も混じりました。うち1枚は私が同じ場所で1月にリリースした魚でした。
また、報告はされていないようですが、タグ付き釣ったよ!という方も多いです。つまりリリースはかなり効果的ですが、思う以上には魚は多くない、かも知れません。先に述べた魚影が濃くなってきている印象というのは、キャッチ&リリースやタグ&リリースがあってからこそだと言えると思います。
 
 三宅村が制定した石鯛類のバッグリミットルールが釣り人の間でしっかり守られ、今後さらに安定した釣果が望めるよう、大会を通じて三宅村発信のバッグリミットに応援を送り、今後も協力していくことを参加者全員で確認し、無事大会を終えることができました。

大会趣旨に賛同頂いたメーカー各社様にはこの場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

★三宅島のイシダイ、イシガキダイに関するバッグリミット・ルール★
 ・イシダイ、イシガキダイについては、「全長40㎝以下はすべて
  リリースし、持ち帰りは1人2尾まで」としてください。


協賛メーカー各社様(順不同)
グローブライド株式会社
株式会社シマノ
谷山商事株式会社
株式会社がまかつ
富士工業株式会社
株式会社モーリス
株式会社オーナーばり
株式会社イクシーク
株式会社ゼニス
オリジナル陶器 NOBORU 

報告 
SABALO 助川博也

(1)東海汽船竹芝発着所での受付風景

(2)明日の成功を祈願して乾杯!

(3)大会実行委員長の人魚会小林登さん。絶好釣!

(4)『クチジロ』での再会を願ってT&R

(5)陶芸家NOBORU氏から参加者全員にプレゼント。

(6)参加者全員で記念撮影