12/16【服部名人杯沖釣りサーキット・カワハギ釣り大会】結果レポート
「沖釣りもIGFAルールで」という故服部善郎名人(JGFA名誉会員)の呼びかけで始まったJGFA主催服部名人杯沖釣りサーキット。2012年最終の第4戦はカワハギを対象に12月16日、神奈川県三崎市小網代・丸十丸で開催されました。当初は9日に開催する予定でしたが荒天が予想され延期。大会当日は朝から晴れ渡り海上も穏やかで絶好のコンディション。当日はJGFA会員のほかに一般参加者を交えての開催となり、24人が2隻に分乗して日頃の腕を競い合いました。
(報告 スポニチ・林 悠二)
【ご協賛】(五十音順・敬称略)
ご協賛まことにありがとうございました!(年間通してのご協賛をいただきました)
アサヒビール(株)、(株)オーナーばり、(株)がまかつ、(株)クレハ、(株)サンライン、(株)シマノ、(株)上州屋、スポーツニッポン新聞東京本社、タックルベリー、(株)ツネミ、(株)デュエル、ピュア・フィッシング・ジャパン(株)、マルキユー(株)、(株)モーリス、ユニチカ(株)
【大会要項】
●開催日 2012年12月16日(日) 8:00出船 14:00沖上がり。
●船 宿 神奈川県三浦市小網代・丸十丸(℡046-881-0100) 2隻出し。
●対象魚 全長18cm以上のカワハギ3尾までの重量
●参加者 26人(当初予定の12/9は荒天のため延期。そのため当日までに多くのキャンセルが出ました)
●天候 朝から北東の微風で晴天。日中ウネリあり。
●ルール IGFAルールの規定により、ハリは2本まで。
●環境配慮 鉄オモリ30号を支給。
●検量対象 全長18cm以上、3尾の総重量。
●バッグリミット(持ち帰り出来るサイズと尾数) 全長18cm以上20尾まで。
【当日の模様】
「将来を考えた釣りを続けていこう」--服部名人の提唱でスタートした沖釣りサーキット。ルールとマナーをもってフェアな釣りをする人の輪を広げていくことを目的に進められて9年目を迎えました。
ポカポカ陽気に恵まれ日中気温が18度にまで上昇したこの日、カワハギからの微妙な当たりをキャッチするには最適の穏やかな釣り日和。好成績続きのこのエリアは釣り人たちの人気釣り場でもあって、丸十丸では大会が重なり他に一般乗合も含めて5隻の釣船が河岸払いしました。
大会はIGFAの国際ルールに則ってハリ数2本まで。18㌢以上のカワハギ20尾までとバッグリミットも設けての開催。審査は誰にでも入賞のチャンスが生まれる3尾までの重量制です。
一般参加となった地元釣りクラブ「秋冬会」(堀部憲司会長)のメンバー10人を交えたA船は小菅裕二船長が操船。開始前に「久しぶりのカワハギ釣りですが頑張りま〜す」。船長の長女でJGFAアンバサダーの綾香さん(16=高1)も参加しています。30㍍ダチで第1号を上げたのは秋冬会の松井実さん(62=三浦市、フリー)。20㌢級を掲げて「少し小さいけどね。でも幸先がいいぞ」とご機嫌。しかし、その後は食いが渋く釣れるのも単発の状態が続く。釣果に活気が出始めたのは45㍍ダチの深場に移動してからだった。「アサリの味を覚えてくれればしめたもの。今に連続で食いだしますよ」(船長)。例年、バリバリ食う場所だが、今季は初めて狙う深場だとか。「やっと、アサリの味を覚えてきたね」粘りに粘り、何度も同じポイントを流すうち食い出したのは昼過ぎ。狙いは大型なのにその大物の出が悪い。
「将来を考えた釣りを続けていこう」--服部名人の提唱でスタートした沖釣りサーキット。ルールとマナーをもってフェアな釣りをする人の輪を広げていくことを目的に進められて9年目を迎えました。
ポカポカ陽気に恵まれ日中気温が18度にまで上昇したこの日、カワハギからの微妙な当たりをキャッチするには最適の穏やかな釣り日和。好成績続きのこのエリアは釣り人たちの人気釣り場でもあって、丸十丸では大会が重なり他に一般乗合も含めて5隻の釣船が河岸払いしました。
大会はIGFAの国際ルールに則ってハリ数2本まで。18㌢以上のカワハギ20尾までとバッグリミットも設けての開催。審査は誰にでも入賞のチャンスが生まれる3尾までの重量制です。
一般参加となった地元釣りクラブ「秋冬会」(堀部憲司会長)のメンバー10人を交えたA船は小菅裕二船長が操船。開始前に「久しぶりのカワハギ釣りですが頑張りま〜す」。船長の長女でJGFAアンバサダーの綾香さん(16=高1)も参加しています。30㍍ダチで第1号を上げたのは秋冬会の松井実さん(62=三浦市、フリー)。20㌢級を掲げて「少し小さいけどね。でも幸先がいいぞ」とご機嫌。しかし、その後は食いが渋く釣れるのも単発の状態が続く。釣果に活気が出始めたのは45㍍ダチの深場に移動してからだった。「アサリの味を覚えてくれればしめたもの。今に連続で食いだしますよ」(船長)。例年、バリバリ食う場所だが、今季は初めて狙う深場だとか。「やっと、アサリの味を覚えてきたね」粘りに粘り、何度も同じポイントを流すうち食い出したのは昼過ぎ。狙いは大型なのにその大物の出が悪い。
そんな中、松井さんが23㌢の次に24㌢、その5分後に26㌢と良型を3連発。今ではカワハギ名手の綾香さんは出足こそ遅れたものの、一気に巻き返して後半は連続ヒットを繰り返すなど絶好調で乗船者たちを圧倒していました。
一方、JGFA会員が乗船したB船は城ケ島西沖の40mダチを主体に攻めました。全般的に大きい魚が多かったようで結果的には上位10人中で8人がこの船で占めていました。審査は丸十丸の待合所で行われ、その結果、良型を3尾交えて8尾釣った久保田英さん(48=大田区、医師)が総重量862㌘で初優勝。久保田さんは釣れるたびに時間と、魚が釣れたハリ、サイズの大小を記入するなど研究熱心な人。「作戦が成功しました。昨年の大会は21匹釣りましたが中・小型主体。今回は宙釣りをしたのが大型につながったようです」と勝因を語った。下バリはオモリ上13cm、上バリは思い切り高く70cm以上も離してあり、大型はすべてこの上バリに掛かったとのこと。他の人たちと比べると当たりは少な
一方、JGFA会員が乗船したB船は城ケ島西沖の40mダチを主体に攻めました。全般的に大きい魚が多かったようで結果的には上位10人中で8人がこの船で占めていました。審査は丸十丸の待合所で行われ、その結果、良型を3尾交えて8尾釣った久保田英さん(48=大田区、医師)が総重量862㌘で初優勝。久保田さんは釣れるたびに時間と、魚が釣れたハリ、サイズの大小を記入するなど研究熱心な人。「作戦が成功しました。昨年の大会は21匹釣りましたが中・小型主体。今回は宙釣りをしたのが大型につながったようです」と勝因を語った。下バリはオモリ上13cm、上バリは思い切り高く70cm以上も離してあり、大型はすべてこの上バリに掛かったとのこと。他の人たちと比べると当たりは少な
く、まさに魚との我慢比べ。これは、今後の釣りの参考になるデータでした。
服部名人杯の第1戦アマダイ、2戦マダイで共に2位、そして3戦ヒラメ大会の優勝に続き最終の4戦カワハギ大会も見事に制覇。この快挙に参加者全員から盛大な拍手で祝福されていました。
(写真の提供は宮井敏晴、六郷雅弘、岡田順三名誉会長、若林務専務理事、スポニチ・林悠二)
服部名人杯の第1戦アマダイ、2戦マダイで共に2位、そして3戦ヒラメ大会の優勝に続き最終の4戦カワハギ大会も見事に制覇。この快挙に参加者全員から盛大な拍手で祝福されていました。
(写真の提供は宮井敏晴、六郷雅弘、岡田順三名誉会長、若林務専務理事、スポニチ・林悠二)
◆第4戦カワハギ大会成績◆ (審査は3匹の重量、単位g)
①久保田 英(大田区=JGFA個人会員) 862
②松井 実(三浦市=一般) 840
③鈴木 健斗(相模原市) 774
④岡田 順三(東京都港区=マーメイドAC) 770
⑤六郷 雅弘(小田原市=立花学園高校FC) 734
⑥若林 務(船橋市=レッドヘッダーズ) 702
⑦中村 宗昭(東京都港区=マーメイドAC) 690
⑧堀部 憲司(三浦市=一般) 680
⑨青木 敦史(横須賀市=OS・Fチーム) 676
⑩宮井 敏晴(小金井市=個人会員) 648
(敬称略)
大会後は丸十丸の店先で和やかな時間を楽しみました。参加者から集められた稚魚放流寄付金は
丸十丸を通して神奈川県栽培漁業協会に手渡されることになりました。
【お知らせ】
①久保田 英(大田区=JGFA個人会員) 862
②松井 実(三浦市=一般) 840
③鈴木 健斗(相模原市) 774
④岡田 順三(東京都港区=マーメイドAC) 770
⑤六郷 雅弘(小田原市=立花学園高校FC) 734
⑥若林 務(船橋市=レッドヘッダーズ) 702
⑦中村 宗昭(東京都港区=マーメイドAC) 690
⑧堀部 憲司(三浦市=一般) 680
⑨青木 敦史(横須賀市=OS・Fチーム) 676
⑩宮井 敏晴(小金井市=個人会員) 648
(敬称略)
大会後は丸十丸の店先で和やかな時間を楽しみました。参加者から集められた稚魚放流寄付金は
丸十丸を通して神奈川県栽培漁業協会に手渡されることになりました。
【お知らせ】
★2013年【服部名人杯沖釣りサーキット&同好会】開催の日程が決まりました。
▼1月20日(日)=服部名人杯沖釣りサーキット第1戦アマダイ大会。平塚・庄三郎丸。
荒天の場合は2月10日(日)に順延
▽2月17日(日)=同好会 対象魚はオニカサゴ。平塚・庄三郎丸。
荒天の場合は2月24日(日)に順延
▽4月21日(日)=名人杯第2戦 対象は一つテンヤのマダイ。飯岡・隆正丸。
荒天の場合は4月27日(土)に順延
▽9月14日(土)=名人杯第3戦 対象魚はヒラメ。飯岡・隆正丸。
荒天の場合は9月21日(土)に順延
▽11月(日にち未定)=名人杯第4戦 対象魚はカワハギ。小網代・丸十丸。
★2013年「第1戦アマダイ大会」詳しくはこちらをご覧下さい↓
https://www.jgfa.or.jp/news/event/p000334.html
▼1月20日(日)=服部名人杯沖釣りサーキット第1戦アマダイ大会。平塚・庄三郎丸。
荒天の場合は2月10日(日)に順延
▽2月17日(日)=同好会 対象魚はオニカサゴ。平塚・庄三郎丸。
荒天の場合は2月24日(日)に順延
▽4月21日(日)=名人杯第2戦 対象は一つテンヤのマダイ。飯岡・隆正丸。
荒天の場合は4月27日(土)に順延
▽9月14日(土)=名人杯第3戦 対象魚はヒラメ。飯岡・隆正丸。
荒天の場合は9月21日(土)に順延
▽11月(日にち未定)=名人杯第4戦 対象魚はカワハギ。小網代・丸十丸。
★2013年「第1戦アマダイ大会」詳しくはこちらをご覧下さい↓
https://www.jgfa.or.jp/news/event/p000334.html
◆「服部名人杯沖釣りサーキット」の起源
服部名人を囲む懇親釣り大会の第1回は、2003年5月17日、久里浜ムツ六でマダイを対象に開催。2004年も懇親釣り大会として開催し、正式に「服部名人杯沖釣りサーキット」としてスタートしたのは、2005年2月13日鹿島港・幸栄丸・カレイ大会が最初。この年から年4戦で行われるようになりました。2005年の沖釣りサーキット初代チャンピオンは、猶原正和さん
(サバロ)でした。
服部名人を囲む懇親釣り大会の第1回は、2003年5月17日、久里浜ムツ六でマダイを対象に開催。2004年も懇親釣り大会として開催し、正式に「服部名人杯沖釣りサーキット」としてスタートしたのは、2005年2月13日鹿島港・幸栄丸・カレイ大会が最初。この年から年4戦で行われるようになりました。2005年の沖釣りサーキット初代チャンピオンは、猶原正和さん
(サバロ)でした。
①B船で良型を3尾そろえて優勝した久保田さん
②A船では松井実さんが大物を3連発して2位
③B船に乗船して3位になった鈴木健斗さん
④B船で大健闘した青木敦史さんは8位に入賞
⑤A船では小菅船長の長女でJGFAアンバサダーの綾香さんも参加、カワハギの引きを楽しんでいました
⑥B船には岡田順三名誉会長が乗船、堂々の4位を獲得
⑦比較的に穏やかな海上で竿先に出る魚信を真剣に見守る参加者たち
⑧カワハギ釣りにハマっている中村宗昭さんは690gで7位
⑧優勝した久保田さん(左から3番目)と上位入賞者。(左端はプレゼンターを務めたJGFAアンバサダーの小菅綾香さん。)
ご協賛いただき、まことにありがとうございました。来年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。