8月6日神奈川県三崎港で「ジュニア釣り教室」が開かれました。

開催の目的

〈その1〉地元の皆さんと一体となって・・・・・
当日はJGFA主催の「ライトタックルトーナメント」という釣り大会が当地で開かれました。この大会は地元の方々のおかげで今年で21回を数え、この地で 毎年夏に開催されるイベントとして定着していますが、さらに地域の皆さんとより密接な関係を築き、社会貢献できるものになることを目指してこの「ジュニア 釣り教室」を併催しました。ことしで4回目となりました。

〈その2〉JGFAジュニア・アングラー育成プログラム
JGFAでは釣りの将来を見据え、ルールとマナーのある釣り人を育成するために、とくにジュニア(少年少女)への釣りの啓蒙がとても大切だと思っています。
若いうちに自然や魚の大切さ、釣りのおもしろさ、マナーやルールの必要性などを肌で感じとってもらうこと、そのきっかけをさまざまな時、さまざまな場所で提供していきます。 

当日の概況

主催: ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)
共催: (株)三浦海業公社・日本キャスティング協会(JCA)・(社)海洋レクリエーション協会
後援: 三浦市・マリーンウィーク‘05・日本ジャーナリスト協議会・(財)日本釣振興会・(社)三浦青年会議所・三青会
協力: 丸十丸・(株)上州屋
協賛: 釣具メーカーなど45社(ライトタックルトーナメントにも同時協賛)
日時: 2005年8月6日(土)8:30〜13:00
場所: 神奈川県三崎港「うらり」およびその周辺の海
参加者: 少年少女42名(保護者含め70名)
参加者の住所: 三浦市 横須賀市 横浜市  東京都 埼玉県
参加費: 無料・障害保険付き(釣り道具、えさ、おみやげも無料でした。) 

当日は三崎港フィッシャーマンズウォーフ「うらり」前の岸壁に8:00に集合し、釣りを指導するJGFAのスタッフとルアーキャスティングを指導する JCAのスタッフがそれぞれ役割分担しました。今回は、昨年同様、船からも釣りができるようにしましたが船釣りは人気のため乗り切れない人には岸壁だけで 釣りをしてもらいました。

用意したロッドとリールは、教室で使ったあと子供たち全員にプレゼントしました。
昨年同様、夏の盛りでとても暑い日でしたが、子供たちは、夢中で釣りに熱中していました。船釣り希望は人数が多いので15人ずつ2回出しとなりましたが船 を出していただいた丸十丸の小菅裕二船長は、シロギスやベラ、トラギスがよく釣れて子どもたちが帰りたくないというので困ったそうです。
スタッフもこの熱意にこたえるべく子供達が釣りをもっと好きになってもらえればとこれまた熱心にコーチしました。

教室では、釣り方やキャスティングのテクニックだけでなく、ゴミの処理から安全確認して投げることなど、マナーについても指導しました。釣った魚は三浦海業公社が岸壁際に用意した海水循環水槽に入れ、自分達が釣った魚の泳ぐ姿ををしげしげと眺めることができました。

ちなみに釣れた魚は、ネズミゴチ(メゴチ)、ウミタナゴ、オハグロベラ、ネンブツダイ、ワニゴチ、ウルメイワシ、メバル、ハゼの仲間など10種類以上でした。
岸壁からは体は小さいながらも背ビレに毒のあるハオコゼも釣れてきたので、「危ない魚は魚体に触らずハリをはずす」ことも覚えてもらいました。キャスティング指導の後は賞品が配られ、あっという間に時間が過ぎ、お別れとなりました。

また来年もちびっ子達とお会いしましょう。

【写真:鈴木克宏さん】

1.「ジュニア釣り教室・受付」 地元の子供達を中心に、42人のちびっ子が集まりました。 保護者の方を含め70人が参加しました。 写真はロッドとリールのセットをプレゼントされ、大喜びの 子供たち。
2.「大人気の船釣り」 三崎港周辺で船釣りを体験します。船は 地元の遊漁船「丸十丸(小菅裕二船長)」。 船上ではJGFAのインストラクターが 仕掛けのセットから釣り方を細かく指導し ました。
3.「親子のふれあい」 夏休みの思い出、親子のふれあい。ボクが釣ったシロギス はひょっとして一生の思い出になるかも。右手でシロギス をもっているんだけど見えないかなあ。
4.「けっこうひいたよ!」 びっくりするぐらいこの魚はよくひいたよ。 ベラの仲間の「ササノハベラ」かも。
5.「岸壁釣り」 三浦海業公社「うらり」前の岸壁を開放してもらい岸壁釣り をしました。すごく暑い日でしたが、みんなやめようとはし ません。日射病にならないかはらはらしました。
6.「オハグロベラ」 岸壁からもこんな大きな魚が釣れました。 インストラクターはカミナリベラといって ましたが、間違いでした。「オハグロベラ」 が正解です。
7.「わたし、上手でしょう!」 「うらり」の交流広場では、JCA(日本キャスティング協会)の ベテランスタッフにお願いしてキャスティングのコーチをしていた だきました。「ワタシもうまくなったでしょう?!」。 けっこうフィニッシュの姿勢が決まっていますね。
8.「最後のプレゼント」 いつもなら余った仕掛けやグッズは、最後のジャンケン 大会でもらえるんですが、この日は年少の子供から順に もらえました。こういうときはみんな聞き分けがいい んだから!
9.「人工呼吸を教わりました」 三浦消防署のご好意でおぼれた人を助けたりする人工呼吸 の方法を教えてもらいました。お父さんやお母さん、それに ライトタックルトーナメントに参加した人たちも一緒に教わり ました。
10.「全員集合!」 最後の記念撮影。この釣り教室がきっかけで将来の釣りをになうアングラーに育ってくれた らうれしいです。みんな元気で釣りをしましょうね。