5/4「第2回利尻島ロックフィッシュ大会」結果レポート

第2回利尻島ロックフィッシュ大会開催レポート
 
報告:利尻島ロックフィッシュ大会実行委員会
実行委員長 工藤 隆(PPカムイ所属)
 
2012年5月4日、JGFA後援トーナメントとして「第2回利尻島ロックフィッシュ大会」を開催させて頂き、お陰様で、事故無く無事終了させて頂きました。
GW後半の悪天候で、時折小雨がまじる中、参加者27名が、二班に別れ競技開始となりました。天候が崩れる恐れもあるため、競技時間30分交代という変則なシステムとなりました。
トーナメント当日は、海水温の低下、クリアすぎる海中と右にアザラシ、左海岸にトドの出現も重なりかなりなタフコンディションとなった中、ファーストヒットで50cmクラスのクロソイがあがり、活気付くと思いましたが、昨年と打って変わり、かなり渋い状態が続き、各個人の技術が大きく影響する大会となりました。
その大きな理由のひとつに、やはり 資源 の問題がありました。
ここは通年立入禁止の場所ですが、日中に50cmUPのソイが釣れるということから、入釣してしまう人がおり、当然のごとく大物を持ち帰ってしまいます。
前夜祭において 昨年の大会で持ち込まれたソイの詳細データから資源保全の重要性を説明させて頂きました。
 
計量総数 71匹
 
長さ別  
30cm台  12     
40cm台  49          
50cm台   9          
60cm台   1         
                        
重量別  
1kg未満   14
1kg台    43
2kg台    12
3kg台     1
4kg台     1
 

上記のデータから JGFAが、推奨するバッグリミットを考えるとすると持ち帰りのサイズは、全長40cm台で 重量は1k台のソイから数匹と考えることができますが、間違っても 50cm、3kg以上のソイの持ち帰りは、この場所での大型クロソイを枯渇させるものであり、今後は町サイドと協議してこの場所を守っていく必要があると感じました。

また、昨年の大会に参加して頂いた 田鍋プロからのアドバイスは「クロソイのポテンシャルの高さは、理解するが、足場は やはり危険である‥‥‥‥‥」のアドバイスから 今回は歩板と手すりと落下防止ネットを備えることで昨年参加された選手からも、恐怖感が無くなり安心して競技ができましたとの声を頂きました。
この利尻島ロックフィッシュ大会が これからも開催していくには、この通年立入禁止の大会ステージでのクロソイの資源管理が最も重要であると考えさせられた、大会結果でありました。
最後になりますが、御協力いただいた JGFAはじめ 各釣具メーカー様及び関連企業様に 深く感謝申し上げます。
 
★ご注意:大会ステージの沓形漁港新港防波堤は、通年立入禁止となっており、大会時、安全対策を行う事で、港湾管理の利尻町から許可を頂いております。

(1)競技安全を考慮し足場、手すり、ネット装備

(2)負担を減らす為水槽を使用

(3)優勝 岡本さんの51cm, 2,279g

(4)表彰式

(5)参加者の皆さん、雨の中、お疲れ様でした!