第47回下田国際カジキ釣り大会最終結果!優勝はチームヤマハ!
【第47回JIBTダイジェストムービー】
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https://jibt.jp/
今大会の動画はこちらから
https://www.youtube.com/@japaninternationalbillfish5015/shorts
開催日程:2025年7月24(木)〜27日(日)(24日は前夜祭)
今年で47回目を迎えた国際カジキ釣り大会(Japan International Billfish Tournament)は、水温が28℃を超えるという点では近年とほぼ同様に見え、穏やかな晴天に恵まれた。しかし、肝心の黒潮は今も大蛇行し、下田沖を大きく迂回したまま。更に悪いことに、カジキを呼び込んでくれる潮はほぼ何処にも差し込んでいない。
1日目(7/25)
カジキ釣りをする環境としては近年稀に見る難しい環境のなか、各艇は狙いのポイントへ。07:00のスタートフィッシングから近年になく長い沈黙の時間が続いた後、09:32に最初のカジキのヒットコールが GOD MAKE(神作雅之キャプテン)から届く。このファイトは59分に及び、そのまま今大会のファーストマーリンとなる106.4kgのクロカジキキャッチとなった。
この9時台以降、時間当たりのヒットコールが4回程度、最終的に計15回しか聞こえないという、近年の中でも最も難しい初日となった。その中でも、10時台に TOA LINEがT&R(タグアンドリリース)でマカジキ、11時台に卓丸(チーム愛晃丸&卓丸)がT&R、13時台に韋駄天(HOOKERS FC)がT&Rをクロカジキに決め、14時台には ふじこうまる がクロカジキ125.6kgを、16時台にSKB(team SKB)がキャッチした。
中でも、team SKB(酒部圭司キャプテン)は本日の釣果のなかで最も細い30ポンドラインを使用し、3時間40分を掛けてクロカジキ127.8kgキャッチを記録して、初日の最大魚賞も含め305.6ポイントを獲得して、暫定首位となった。
2日目以降も天候の大きな変化は無く、晴天が見込まれる。この例年より厳しい環境の中で、いかに高ポイントを上げられるか。各艇の腕の見せ所だ。
2日目(7/26)
第47回国際カジキ釣り大会2日目は、快晴・微風でのスタート。昨日の釣行結果を元に各艇が何処に向かうかを熟慮し、今日はヒョータンを筆頭に様々なポイントに向かっていった。狙い先が明確であったためか、その成果としてストライクコールは昨日よりも早く07:45にBANANA FLEETから。ここから8時台まではアタリが昨日よりも多く続いたが、念願のカジキ釣果はKona Game Fishing Club(松下正春キャプテン)がクロカジキ推定80kgにタグ&リリースを09:17に決めたのが最初となった。そこから立て続けにBull Fighter、アクセル、フェアリーと、タグ&リリースやキャッチが続いた。
この後は1時間ほど動きがなく、10時台になってからストライクコールが出始め、10:21にはACEがファイト時間5分でバショウカジキにタグ&リリース。チームソルティーは10:43にクロカジキにタグ&リリースを決めた。それからは昨日と同じようなペースでヒットコールが散見され、そのうち釣果を得られたのはコアドリームのクロカジキキャッチ77.6kgの1尾だった。なお、最後までファイトが続いたWHITE BEACT(白濱淳キャプテン)は、推定200kg超え⁈のクロカジキをランディング直前に残念ながらフックオフし、涙を吞んだ。
最終的には20ストライク・釣果7尾と昨日を上回り、現在釣れているのはクロカジキ・マカジキ・バショウカジキ。天候が安定している状態が続いているなか、釣果が突出しているチームは今のところ1艇も無い。
どのチームにも優勝の可能性がある状態で、トーナメント最終日に突入する。
3日目(7/27)
第47回国際カジキ釣り大会(The 47th Annual Japan International Billfish Tournament)3日目も天候は申し分なく、どのチームが優勝するか分からない混戦模様の中スタートとなった。
今年は表彰式の時間が早まったこともあり午前6時00分にスタートフィッシング、最初のヒットコールは6時23分チームエリカ(神行武彦キャプテン)から寄せられたがあえなくフックオフ、最初の釣果は7時10分にチーム ヤマハ(八木美教キャプテン)からヒットコールが届き、約35分のファイトの末推定80kgのクロカジキにタグ&リリース成功の報告が届いた。
最終日は終了時間が少し早く、午後1時00分で競技終了となる。どのチームにも優勝のチャンスがある混戦模様。まだ2尾の釣果をあげたチームはおらず、30lbラインを使い勝負に出るチーム、2匹目を確実にとりに行くチームとギリギリまで結果が分からない。日に日に釣果は増えてきたが、カジキ以外のヒットも少なく地合いで「カジキヒット」が時々届くタイトな状況だった。そんな中、本日の釣果はT&R8尾となった(エラー除く)。
大会3日間の最終結果は、最終日にクロカジキ2尾に50lbでT&Rを決めたチームNo.97のチームヤマハ(八木美教キャプテン)が見事優勝となった。数少ないヒットを確実に釣果に結び付けた。2位は1日目に30lbラインでクロカジキ127.8kgをキャッチし最大魚ポイントも付いたteam SKBが、3位は2日目に30lbラインでクロカジキのT&Rに成功したKona Game Fishing Clubとなった(同ポイントの場合は時刻の早い方優位)。
今回の表彰式は、まどが浜海遊公園にてガーデンパーティー形式で実施。
選手約650名、関係者の皆さん約100名、合計750名を越えるパーティーとなり、爽やかな風の中お互いの検討を称えた。
厳しい状況での釣りとなったが今大会も無事故で終了することができた。この期間、無事に開催でき仲間たちの交流の場となったことは、カジキにはもちろんのこと、スポンサーの皆様はじめ参加者ならびに多くの関係者の皆様のご協力のおかげと存じます。心から感謝申しあげます。
ぜひ来年も下田でお会いしましょう!
★参加チーム:115チーム、選手数:673名
★ストライク数:54(カジキのみ)
★今大会釣果総尾数:19尾(クロカジキ15、マカジキ3、バショウカジキ1)
タグ&リリース:15尾 キャッチ:4尾
主催: NPO 法人 ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA )
後援: 農林水産省、静岡県、下田市、下田海上保安部、静岡県漁業協同組合連合会 、静岡県観光協会ほか
賛助: 伊豆漁業協同組合、にいじま漁業協同組合、神津島漁業協同組合
協力: シダックス(株)、伊豆急行(株)、河津建設(株)、下田ボートサービス(株)、神新汽船(株)、(株)伊豆クルーズ、まちおこしカジキサポートクラブ、マリンフェスタ下田実行委員会
【特別協賛】 ご協賛ありがとうございました。

HATTERAS YACHTS JAPAN、株式会社バリバス、古野電気株式会社、株式会社安田造船所、ヤマハ発動機株式会社、株式会社ユーズカンパニー(社名50音順)
【協賛】 ご協賛ありがとうございました。

有限会社エス・エス・ピー、有限会社サイプレストレーディング、
医療法人社団 せいおう会 うぐいす谷健診センター(社名50音順)
【第47回JIBT表彰結果】
2025.7.27
●開催期間:2025.7.25〜27 ●出場チーム:エントリー数123チーム、初日参加115チーム
●選手数:初日参加673名 ●出場艇: 115 艇(オーナーボート: 108 、チャーターボート: 7 )
●大会期間のカジキデータ
★カジキの釣果があったチーム: 17チーム/115チーム
※7/26 エラー2:両方クロカジキ(上記に含めず)
●【団体総合】 (表彰3位まで) T&R:タグ&リリース
●【個人総合】 (表彰3位まで) T&R:タグ&リリース
●【タグ&リリース賞】 (1位のみ:チーム)※現在表彰項目には無し
●【西川龍三賞(最大魚賞)】 (表彰1位のみ・個人)
●【ファーストマーリン賞】 (1位のみ・個人) ※現在表彰項目には無し
●【チャーターボートキャプテン賞】 表彰1位のみ・1艇
●【ベストセーフティー賞(下田海上保安部長賞)】 1艇のみ
2025.7.27
●開催期間:2025.7.25〜27 ●出場チーム:エントリー数123チーム、初日参加115チーム
●選手数:初日参加673名 ●出場艇: 115 艇(オーナーボート: 108 、チャーターボート: 7 )
●大会期間のカジキデータ
| 月/日 | ストライク数 | タグ&リリース(尾) | キャッチ(尾) | 合計 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| クロカジキ | マカジキ | シロカジキ | バショウカジキ | フウライカジキ | クロカジキ | マカジキ | シロカジキ | バショウカジキ | フウライカジキ | |||
| 7/25 | 15 | 2 | 1 | 3 | 6 | |||||||
| 7/26 | 20 | 2 | 1 | 1 | 1 ※ | 5 | ||||||
| 7/27 | 19 | 7 | 1 | 8 | ||||||||
| 合計 | 54 | 11 | 3 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 19 |
※7/26 エラー2:両方クロカジキ(上記に含めず)
●【団体総合】 (表彰3位まで) T&R:タグ&リリース
| 順位 | チーム No. |
チーム名 | 合計 ポイント |
備考(日時・魚種・ライン・重量ほか) |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 97 | チームヤマハ | 390 |
3日目クロカジキ推定80kgと110kgT&R、50lbライン |
| 2位 | 53 | team SKB | 305.6 | 1日目クロカジキキャッチ127.8kg、30lbライン、最大魚賞50pt付き |
| 3位 | 63 | Kona Game Fishing Club | 260 | 2日目クロカジキ推定80kgT&R、30lbライン、同ポイントで最初(2日目09:17)に達成 |
●【個人総合】 (表彰3位まで) T&R:タグ&リリース
| 順位 | チームNo. | チーム名 | アングラー名 | ポイント | 備考(日時・魚種・ライン・重量ほか) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 53 | team SKB | 谷岡 篤史 | 305.6 | 1日目クロカジキキャッチ127.8kg、30lbライン、最大魚賞50pt付き |
| 2位 | 63 | Kona Game Fishing Club | 山崎 大介 | 260 | 2日目クロカジキ推定80kgT&R、30lbライン、同ポイントで最初(2日目09:17)に達成 |
| 3位 | 15 | チーム ソルティー | 前原 圭輔 | 260 | 2日目クロカジキ推定75kgT&R、30lbライン、同ポイントで2番目(2日目10:43)に達成 |
●【タグ&リリース賞】 (1位のみ:チーム)※現在表彰項目には無し
| 順位 | チームNo. | チーム名 | 合計ポイント | 備考(日時・魚種・ライン・重量ほか) |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 115 | チームヤマハ | 390 | 3日目クロカジキ推定80kgと110kgT&R、50lbライン |
●【西川龍三賞(最大魚賞)】 (表彰1位のみ・個人)
| 順位 | チームNo. | アングラー名 | チーム名 | 重量 | 備考(日時・魚種・ライン・重量ほか) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 53 | 谷岡 篤史 | team SKB |
127.8kg |
7月25日クロカジキ30lbライン |
●【ファーストマーリン賞】 (1位のみ・個人) ※現在表彰項目には無し
| 順位 | チームNo. | アングラー名 | チーム名 | ランディング(またはT&R) 日時 | 魚種(重量/ライン) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 66 | 井上 智之 | GOD MAKE |
7月25日 10:31 |
クロカジキ106.4kgキャッチ、50lbライン |
●【チャーターボートキャプテン賞】 表彰1位のみ・1艇
| 順位 | 船名 | 船長名 | ポイント | 乗船チーム名 | 備考(日時・魚種・ライン・重量ほか) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 番匠高宮丸 | 小澤 長夫 | 195 | ビルG | 3日目クロカジキ推定70kg T&R、50lbライン、アングラー林田 敏誠 |
| 2位 | 該当なし | ||||
| 3位 | 該当なし |
●【ベストセーフティー賞(下田海上保安部長賞)】 1艇のみ
| チームNo. | チーム名 | 備考 | |
|---|---|---|---|
| 本部艇 | 天光丸 | 大会期間中に問題無く安全管理達成 |
第47回JIBT全順位表 (64.3KB)
第47回JIBTカジキ釣果全データ (76.3KB)
団体総合優勝「チームヤマハ」
団体総合準優勝「team SKB」
団体総合3位「Kona Game Fishing Club」
個人総合上位3名、1位 team SKB 谷岡 篤史さん
最大魚賞「team SKB]127.8kgのクロカジキ・総合2位にも入る釣果
チャーターボートキャプテン賞「番匠高宮丸 小澤 長夫船長」最終日クロカジキ1尾をT&R
ベストセーフティー賞「本部艇 天光丸」 大会期間中の安全管理に貢献
団体総合優勝「チームヤマハ」 最終日に2尾のクロカジキにT&Rし逆転
団体総合準優勝「team SKB」30lbラインでクロカジキ127.8kgを釣り上げる
団体総合3位「Kona Game Fishing Club」 スピニングでクロカジキ推定80kgにT&R
スタートフィッシング
来年も下田でお会いしましょう