第32回JIBTは、126ストライク、52尾のカジキがあがり、優勝はチーム風小僧!(全日程のまとめ)

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7/15、前夜祭の日はまだ梅雨末期の状況で雨もあって南寄りの風も強く心配されましたが、潮温は25℃〜26℃で、クロカジキの適温でしたので海さえ良ければ期待がもたれました。
また、大会2日目の7/17に梅雨明け宣言が出され終わってみれば、3日間で52尾のカジキがあがりました。これは、2001年・23回大会に並び大会史上2番目・タイ記録となりました。(大会史上1位は2008年・30回大会の77尾)

★写真は、一番下にあります。(写真提供:鈴木克宏さん、神山明さん、赤澤雅行さん)

●開催日:2010年7月15日〜18日(15日:前夜祭)
●開催地:静岡県下田港およびその沖合

●特別協賛:(株)シマノ、(株)モーリス、古野電気(株)、ヤマハ発動機(株)

●参加チーム:96チーム(102チームのうち、6チームキャンセル)
●参加選手:516人(釣りをしないゲスト、スタッフ、関係者含め総計700名)
●参加艇:96艇(地元チャーターボート(遊漁船)10、オーナーボート86)

【概況】

★7/15には、地元・生涯大学・葵学園の葵学園講座が開かれ、「カジキ釣り」をテーマにJGFA会員で カジキ釣りのベテラン高橋一郎さん(フェニックス)が講師を務めました。

★同じく7/15には、地元の小学生を対象としたボランティアクルージングを開催。そして夜には地元下田市関係者の皆さんの絶大なご支援を得て盛大 な前夜祭が開催されました。また、大会期間中はJIBTの大会本部の隣で「下田マリンフェスティバル」が同時開催され、地元の皆さん、大会参加者、それに 観光客も交え、にぎやかに行われました。下田海上保安 部も巡視船の見学、体験クルージングを行うなど、JIBTはまさに夏の下田を代表するイベントに成 長しました。

★海況:今年の梅雨は暑かったせいで水温は25℃〜26℃とクロカジキに最適な水温となり、風は南西風。大会2日目に梅雨明け宣言が出され、カジキ釣りらしく暑い夏空のもとでの大会となりました。

★成績:1日目:15尾、2日目:19尾、3日目18尾の計52尾のカジキがあがりました。(うち、4尾は失格となりました。)

★52尾のカジキの内訳:クロカジキ51尾、マカジキ 1尾 //  タグ&リリース37(クロカジキ36、マカジキ1)//キャッチ15(クロカジキ15)

★52尾のラインクラス別釣果:30lbライン:4尾(7.6%)、50lbライン:43尾(82.7%)、80lbライン:5尾(9.6%)

★上位チーム:2日目に1尾、3日目に2尾のクロカジキを50lbラインで計3尾T&Rした「チーム風小僧」が優勝。2日目に50lbライ ンでクロカジキ2尾をT&Rした「チームソルティー」が2位、3位はソルティー同様、50lbラインでクロカジキ2尾をT&R した「チームクインビー」が3位となりました。(同ポイントの場合は、そのポイントを早く達成したほうが上位)

★最大魚:165.7kg(1日目:今野弘昭「チームバシリアス」・50lbライン)

★カジキを釣ったチーム:39チーム/96チーム(3尾:1チーム、2尾:8チーム)

★その他のエピソード:3日目、「ファイティングレディー」高橋帝匡(ろん君10才)は1時間15分のファイトで力尽き、アングラーを交代したため惜しくも失格となりましたが、検量の結果、クロカジキ173.2kgで今大会最大魚でした。惜しかったですね。

第32回 JIBT 表彰結果

2010.7.18
第32回 JIBT 表彰結果

●開催日期間:2010.7.15〜18(15日は前夜祭)
●出場チーム: 96
●選手数: 516
●出場艇: 96 艇(オーナーボート:86 / チャーターボート:10  )
●3日間のカジキデータ

月/日 ストライク数 タグ&リリース(尾) キャッチ(尾) 合計
7/16 53 7 8 15
7/17 35 15 4 19
7/18 38 15 3 18
合計 126 37 15 52

★釣果のあったチーム:39 チーム/ 96チーム

 

●【団体総合】(表彰3位まで) T&R:タグ&リリース
順位 チームNO. チーム名 合計ポイント 備考
1位 5 チーム風小僧 675 7/17、1尾、7/18、2尾クロカジキ50lbライン
2位 62 チームソルティー 450 7/17、2尾クロカジキ50lbライン
3位 61 チームクインビー 450 7/17、2尾クロカジキ50lbライン

※なお、同ポイントの場合は大会規定により先にそのポイントを達成した方を優先する。

 

●【個人総合】(表彰3位まで) T&R:タグ&リリース
順位 アングラー名 チームNO. チーム名 ポイント 備考
1位 保科哲章 62 チームソルティー 450 7/17、2尾クロカジキ50lbライン
2位 高橋正延 61 チームクインビー 450 7/17、2尾クロカジキ50lbライン
3位 今西 有 90 ブルファイター 450 7/17、2尾クロカジキ50lbライン

※なお、同ポイントの場合は大会規定により先にそのポイントを達成した方を優先する。

 

●【タグ&リリース賞】(表彰1位のみ・チーム)
順位 チームNO. チーム名 合計ポイント 備考
1位 5 チーム風小僧 675 7/17、1尾、7/18、2尾クロカジキ50lbライン

 

●【西川龍三賞(最大魚賞】(表彰1位のみ・個人)

順位 アングラー名 チームNO. チーム名 魚種 重量(月日・ラインクラス)
1位 今野弘昭 30 チームバシリアス クロカジキ 165.7kg (7/16、50lbライン)

 

●【ファーストマーリン賞】(表彰1位のみ・個人)

順位 アングラー名 チームNO. チーム名 ランディング(またはT&R)日時 魚種(重量/ラインクラス)
1位 小川湯代 52 ミスバゲーラ 7/16、9:07、T&R クロカジキ推定120kg

 

●【レディース賞】(表彰1位のみ・個人)

順位 アングラー名 チームNO. チーム名 ポイント 備考
1位 青沼増美 10 ゴールデンベイトローリングクラブ 350 7/17クロカジキ推定80kg、T&R、2日目のファーストマーリン

 

●【チャーターボートキャプテン賞】(表彰3位まで・個人)

順位 船名 船長名 ポイント チーム名 備考
1 光明丸 土屋文男 225 ソールズベリーFC 初日クロカジキT&R、50lbライン
2 稲荷丸 森 一徳 225 アプロディーテ 2日目クロカジキT&R、50lbライン
3 天光丸 土屋光永 198.6 ウォーターボーイズ 2日目48.6pt、3日目150pt

 

●【ロングファイト・サポート賞(下田海上保安部長賞】(表彰1位のみ・チーム)

チームNO. チーム名 備考
57 ゴールデンクロス 2日目、プレデーターのファイトを17:22、最後まで見守り無事帰港させた

1.スタートフィッシング:暑い夏はカジキが釣れる。今年はどうなりますやら・・・。
2.優勝チーム:2日目に1尾、3日目に2尾のクロカジキを50lbラインで計3尾T&Rした風小僧丸(キャプテン:小山和也さん)が優勝。
3.チーム2位:2日目に2尾のクロカジキを50lbラインでT&Rしたソルティー(キャプテン:秋広重幸さん)が2位。30回大会(2008年)で優勝し今回もあと一歩まで迫りました。
4.チーム3位:ソルティーと同ポイントのTEEZER(キャプテン:小林正敏さん)が3位。同ポイントの場合、早くそのポイントに達したチームが優位となるルールで惜しくも3位。
5.最大魚:今回の最大魚は165.7kg(今野弘昭さん・バシリアス)でした。
6.タグ&リリース(T&R):52尾のうち、37尾のカジキがT&R されました。また下田の海で出会えますように。
7.検量:ランディングされたカジキはタックルチェックがOKであれば、魚種を確認し、重量、全長、胴回りを計測します。
8.生涯学習「カジキ・セミナー」:地元葵学園の生涯学習セミナーでカジキの講師を務める高橋一郎さん(フェニックス)。
9.かじきミュージアム見学:葵学園の皆さん、須崎・浜崎総学校、下田小学校の生徒さんたちがカジキミュージアムを見学しました。下田のカジキのすべてが分かります。
10.ボランティアクルーズ:体験学習の次は、恒例のボランティアクルージングです。7艇のボートに協力してもらいました。
11.前夜祭:7/15の夜は恒例の前夜祭。伊豆漁協さんの荷捌き所をお借りして行っています。400人以上が参加して大いに賑わいました。
12.下田マリンフェスタ:下田の皆さんが力を入れているこのイベント。JIBTとともに歩んできました。
13.青い羽募金:海上保安庁の進める海難救助募金が「青い羽募金」。表彰会場で募金活動をしました。
14.レディース賞:2日目のファーストマーリンとなる推定80kgのクロカジキを30lbラインのスピニングタックルでわずか4分でT&R した青沼増美さん(ゴールデンベイ、キャプテン:中村公則さん。)
15.個人総合:個人総合の表彰。1位は保科哲章さん(左から2人目)、2位高橋正延さん(左から3人目)、3位今西有さん(右から3人目)。
16.団体総合優勝:優勝のチーム風小僧のみなさん。キャプテンの小山和也さんは10回大会の東京マリンクラブでの優勝を含めて3回目の団体優勝を飾りました。
17.フィナーレ:32回大会は大会史上2位タイ・52尾のかジキに恵まれ、事故もなく無事終了しました。では、また来年お会いしましょう。