JGFAメンバーがカジキをはじめて再捕!

1.今回再捕されたマカジキBF-473824の移動経路。経過日数:104日。見かけの移動距離は1,450kmでした。
2016年8月19日、JGFAメンバーであり、BOL中日本のメンバーの太田文雄さん(ボート:ViVi)が御前崎沖西南西10マイルでマカジキを釣ったところ、タグがついていたと、翌日、JGFA事務局に連絡がございました。タグ番号はBF-473824でした。
このマカジキを含め現在まで、カジキ類はクロカジキ17尾、マカジキ10尾、合計27尾が再捕されていますが、JGFA会員がタグ&リリースしたのをJGFA会員が再び釣ったのは、今回が始めて。快挙です!

そこで、放流データを調べたところ、このマカジキは2016年5月7日に沖縄県ケラマ堆で、萩谷孝彦さん(BOL北関東所属・ボート:Natsuto V)によって推定70kgとしてタグ&リリースされたものとわかりました。

経過日数:104日
みかけの移動距離:1,450km

カジキ類については1985年以来、2015年12月まででJGFAではクロカジキ2,819尾、マカジキ504尾、シロカジキ13尾、バショウカジキ9尾、フウライカジキ9 尾、メカジキ4尾、合計3,358尾のカジキがJGFA会員の手によって釣られ標識放流されていますが、再捕情報が届いているのは放流数の多いクロカジキと マカジキでその他のカジキについてはまだ再捕情報は得られていません。
ご存知のとおり、日本近海のカジキやマグロは太平洋を広範囲に移動する回遊魚ですので、みかけの移動では距離は短いものでも、再捕期間が1年以上経過したものは広範囲に移動しているわけでして、実際は、いったん熱帯域あるいは亜熱帯地域に南下してまた日本近海の放流地点付近にもどってきたものと言えましょう。今後さらにデータが集まることにより、日本近海のカジキの移動範囲が明らかになり、資源管理の基礎情報として生かされるものと期待しています。
 
 
★JGFAでカジキ用に使用しているタグは「ザ・ビルフィッシュ・ファウンデーション(略称・TBF・本部は米国・フロリダ)」のタグで、全世界で使用されているダート型タイプです。

2.タグ&リリースされたカジキ。魚体は船上にあげてしまうと傷ついたり弱ってしまうので、船端でリリースし、魚体重は推定重量で報告してもらっています。

3.これがカジキ類の通常標識。米国のザ.ビルフィッシュ・ファウンデーション(略称:TBF)製でカジキ専用タグとして全世界で使用されています。