さらに【ヒラスズキが最長再捕期間記録を更新(9年)!】

JGFAでは、1985年からタグ&リリースが行われるようになりましたが、つい最近、再捕されたヒラスズキが従来の最長再捕期間を更新しました。従来の最長再捕期間は同じくヒラスズキの3,258日(8年11ヶ月)でしたがこのほど再捕されたヒラスズキは3,279日(約9年)経過していました。
 しかも、再捕された地点は、東京都伊豆大島で、本州から伊豆諸島に渡って再捕された初めてのヒラスズキとなりました。
このことで、外房のヒラスズキの一部は海を渡って伊豆諸島へも回遊することが立証されました。


この魚をタグ&リリースしたのは鈴木啓之さん(TEAM KANEKEN(金子研究所)所属)。再捕したのは、伊豆大島にお住まいの宮本吉光さん。
今回再捕されたのヒラスズキのデータを含め、再捕期間が700日を越える魚のタグ&リリースデータを表にまとめてみました。
一番下からダウンロードできますのでぜひご覧ください。

 「成長と年齢」
今回のヒラスズキ、初回放流は2008年5月10日、叉長50cmでした。放流場所は千葉県行川の磯。それから9年もの長い間、このヒラスズキは成長を続け、叉長87cmになっていました。つまり、この間に37cmほど成長したことになります。
今までのデータからしますと叉長50cmの時点でこのヒラスズキは満4~5才になっていたと思われますので、それに9年が加わり、再捕されたときは少なくとも13才になっていたのではないでしょうか。



【移動】
外房のヒラスズキは伊豆諸島にも回遊していくはずだといわれていましたが、今まで実証されたデータはありませんでした。今回、初めてそれが実証され、貴重な移動データになりました。ヒラスズキの移動、成長に関するデータは、日本ではJGFAしかまとまったものを持ってはおりません。このすばらしいゲームフィッシュがいつまでもいてくれることを願って、私たちアングラーで末永く見守っていこうではありませんか。

JGFAタグ&リリースプログラムで最長再捕期間を更新したヒラスズキの再捕時点の魚体。放流時点で叉長50cm、その9年後に叉長87cm に成長。(写真提供:宮本吉光さん)