北海道でタグ&リリースしたブリが九州で再捕!

 
北海道積丹半島・神恵内沖でタグ&リリースされた叉長80㎝のブリが、九州・長崎県五島沖で再捕されました。この立派なブリをタグ&リリースしたのは、JGFA所属・クラブゴールデンドリームの菅原潤さんで、放流したのは2014年6月10日。
叉長80cmの大きなブリをリリースしたこともすごいことですが、九州まで行って再捕されたということにもびっくりしました。
再捕されたのは、2015年4月1日。叉長は未測定ですが体重は9㎏(実測)とのこと。経過日数は約10ヶ月(295日)でした。みかけの移動距離は、じつに1500km!
再捕報告は、長崎県大瀬戸町漁協 → 長崎県総合水産試験場 → JGFA というルートでした。長崎県五島の三井楽町沖で操業していた漁船の水揚げしたブリが長崎魚市場に入り、それを購入した大瀬戸町漁協の人からタグがついていたという連絡があったそうです。
 
今までに北海道積丹半島沖でタグ&リリースされたブリの再捕データをリストアップしてみました。
今回の再捕ニュースもすごいですが、リスト一番上のJGS-69623は、北海道でタグ&リリースされたブリがはじめて再捕され、しかも、放流時4.7㎏が1年4ヶ月で10㎏に成長して佐渡で再捕されたというビッグニュースだったですね。
 
北海道積丹半島沖でタグ&リリースされたブリの再捕データ

北海道積丹半島沖でタグ&リリースされたブリの再捕データ (35.9KB)

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図-1. 北海道積丹半島沖でタグ&リリースされ、九州・五島列島沖で再捕されたブリの移動経路

今回再捕された魚と同じ日にタグ&リリースされた叉長81cmの立派なブリ