外房大原の遊漁船・山正丸の船長、山口徹さん(JGFAのメンバーでもあります)から連絡。3月20日にJGFAタグ付きのブリをキャッチ、再度その場で再放流しましたとのこと。初回のタグ装着は約1年8ヶ月前、北海道の積丹半島沖でした!
九州周りでぐるっと回って?あるいは津軽海峡を越えて太平洋側に出て外房まで行ったのでしょうか? また片道旅行ではなく、何度も往復している可能性もありますね。
今回再捕されたブリ、初回放流時に叉長58㎝だったものが611日後に叉長75㎝、全長79㎝、体重6.2㎏に成長していました。
過去の例ですと、積丹半島の4.7㎏のブリが1年半(486日)後に10㎏になって、佐渡島両津湾で再捕されたというのがあります。もっとすごいケースとしては、兵庫県須磨沖で叉長23㎝で放流されたブリが5年4ヵ月(1,952日)後に全長122㎝、体重13.1㎏に成長して高知県土佐沖で再捕されています。ブリはスズキに比べてかなり成長が速いですね。ちなみに冒頭のブリを釣ったのはクラブ・ゴールデンドリームの山口晴由さん。自分のボートで釣ったブリを積極的にタグ&リリースしています。
過去の遠距離再捕例も下に貼っておきます。
九州での再捕
https://www.jgfa.or.jp/news/tr/p000680.html
相模湾での再捕
https://www.jgfa.or.jp/news/tr/p000682.html