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第31回JIBTは75ストライク、26尾のカジキがあがり、優勝はフェニックス!(全日程のまとめ)


7/23、前夜祭の日は梅雨の戻りのドシャ降りの雨にたたられ、海水温も低く、どうなることやらと思いましたが、蓋をあけてみると、びっくり、スタートフィッシング後、釣り場に到着したボートが次々とカジキをヒット。終わってみれば、3日間で26尾のカジキがあがりました。

★写真は、一番下にあります。(写真提供:鈴木克宏さん、今野弘昭さん)

●開催日:2009年7月23日〜26日(23日:前夜祭)
●開催地:静岡県下田港およびその沖合
●参加チーム:92チーム(97チームのうち、5チームキャンセル)
●参加選手:455人(釣りをしないゲスト、スタッフ、関係者含め総計700名)
●参加艇:92艇(地元チャーターボート(遊漁船)9、オーナーボート83)

【概況】

★7/23には、地元の小学生を対象としたボランティアクルージングを開催、そして夜には地元下田市関係者の皆さんの絶大なご支援を得て盛大な前夜祭が開催されました。また、大会期間中は「道の駅開国下田みなと」周辺で「下田マリンフェスティバル」が同時開催され、地元の皆さん、大会参加者、それに観光客も交え、にぎやかに行われました。下田海上保安部も巡視船の見学、体験クルージングを行うなど、JIBTはまさに夏の下田を代表するイベントに成長しました。

★海況:今回は、1週間前には若干カジキの姿もありましたが、その後、よくなくて前述したように前日になっても潮が来ていない状況でした。しかし、天は我に味方し、その夜に潮が差してきて初日からまずまずのヒットが続きました。それも大型種のクロカジキ中心で、スリルあるファイトが展開されました。水温は、2℃上昇、24~25℃台となりました。風は1日目:北東、2,3日目は南西に変わりました。

★成績:初日は、すべてがクロカジキ。フェニックス、ミスリバティーといったベテランチームが確実にストライクをものにする一方、地元・遊漁船「若宮丸」に乗船したマーリン&ツナクラブが30lbラインで225.5kgのクロカジキを上げ、今大会の最大魚をランディングしました。このクロカジキは、9/1に開催される審査委員会で日本記録かどうか審査されます。

★26尾のカジキの内訳:クロカジキ21尾、マカジキ5尾  //  タグ&リリース18(クロカジキ15、マカジキ3)//キャッチ8(クロカジキ6、マカジキ2)

★上位チーム:初日にファーストマーリンを含む2本のクロカジキを50lbラインで2尾揚げたフェニックスがそのまま逃げ切って優勝。同じく、初日に30lbラインでクロカジキ225.5kgをあげたマーリン&ツナクラブが2位、3位は1日目と3日目にクロカジキ1尾ずつ計2尾をT&R したホワイトロータスが3位となりました。初日クロカジキ、マカジキ各1尾計2尾T&Rしたロベリーナが4位、3日目に同じくクロカジキ、マカジキ各1尾をT&R した洋啓丸が5位となりました。(同ポイントの場合は、そのポイントを早く達成したほうが上位)

★カジキを釣ったチーム:21チーム/92チーム

★その他のエピソード:初日にゴールデンクロスの大江万葉君(おおえ・かずは・小学5年)は5時間近いファイトで最後には力尽き、最後にクロカジキに逃げられてしまいました。

 
【 第31回 JIBT 表彰結果】    

●開催日期間:2009.7.23〜26(23日は前夜祭) ●出場チーム: 92  ●選手数:455名 

●出場艇:92艇(オーナーボート:83   チャーターボート:9 )

 

●3日間のカジキデータ

月/日 ストライク数 タグ&リリース(尾) キャッチ(尾) 合計
7/24 27 7 5 12
7/25 20 6 1 7
7/26 28 5 2 7
合計 75 18 8 26
★釣果のあったチーム:21チーム/92チーム
★カジキのストライクがあったチーム:52チーム/92チーム

●【団体総合】(表彰3位まで」)  T&R:タグ&リリース

順位 チームNO. チーム名 合計ポイント 備考
1位 4 フェニックス 500 7月24日 クロカジキT&R×2、50ポンド
2位 95 マーリン&ツナクラブ 451 7月24日 クロカジキ225.5kg、30ポンド
3位 16 ホワイトロータスFC 450 7月24日と26日 クロカジキT&R、50ポンド

●【個人総合】(表彰3位まで)    T&R:タグ&リリース

順位 ングラー名 チームNO. チーム名 ポイント 備考
1位 高橋 一郎 4 フェニックス 500 7月24日 クロカジキT&R×2、50ポンド
2位 柏原 克巳 95 マーリン&ツナクラブ 451 7月24日 クロカジキ225.5kg、30ポンド
3位 露木 俊也 16 ホワイトロータスFC 450 7月24日と26日 クロカジキT&R、50ポンド

 

●【タグ&リリース賞】(表彰1位のみ・チーム)

順位 チームNO. チーム名 合計ポイント 備考
1位 4 フェニックス 500 7月24日 クロカジキT&R×2、50ポンド

 

●【西川龍三賞(最大魚賞)】(表彰1位のみ・個人)

順位 アングラー名 チームNO. チーム名 魚種 重量(月日・ラインクラス)
1位 柏原 克巳 95 マーリン&ツナクラブ クロカジキ 225.5kg (7月25日・30ポンド)


 

●【ファーストマーリン賞】(表彰1位のみ・個人)

順位 アングラー名 チームNO. チーム名 ランディング(またはT&R)日時 魚種(重量/ラインクラス)
1位 高橋 一郎 4 フェニックス 7月24日 8:58 (T&R) クロカジキ (推定120kg・50ポンド)

 

●【レディース賞】(表彰1位のみ・個人)

順位 アングラー名 チームNO. チーム名 ポイント 備考
1位 赤澤 文子 38 チームビーフラット 310 クロカジキ155kg (7月24日・30ポンド)

 

●【チャーターボートキャプテン賞】(表彰3位まで。個人)

順位 船名 船長名 ポイント チーム名 備考
1位 若宮丸 土屋嘉公 452.8 マーリン&ツナクラブ クロカジキ225.5kg (7月24日・30ポンド)
2位 すさき丸 田中長男 203.9 中日トローリングクラブ クロカジキ135.9kg (7月24日・50ポンド)
3位 該当なし        

★海域内のカジキマークは、キャッチ、またはT&Rされた位置。■マークはバラシた位置です。(以下は3日間合計のデータです。)

 

1.スタートフィッシング。天気が悪くカジキが釣れるか不安でしたが・・・。
2.優勝チーム:フェニックス(キャプテン:森部秀夫未さん)が初日にファーストマーリンを含め2本のクロカジキT&Rで優勝しました。
3.チーム2位:初日に若宮丸で225.5kgクロカジキを釣り2位となったマーリン&ツナクラブ(キャプテン:亀井武さん)。
4.チーム3位:初日、3日目にクロカジキを1尾ずつT&R したホワイトロータス(キャプテン:和田汎さん)が3位。
5.最大魚:今大会の最大魚は225.5kg(柏原克巳さん、マーリン&ツナクラブ・若宮丸にて)。日本記録にも申請しました。
6.タグ&リリース(T&R):26尾のうち、18尾のカジキがT&R されました。
7.タックルチェック:オーストラリアからJGFA名誉会員のノエル・ジョーンズさんも駆けつけ、タックルの審査をしていただきました。
8.体験学習:地元の小学生130名が「JGFAかじきミュージアム」を見学しました。
9.体験学習その2:かじきミュージアムには歴代のJIBT優勝チームの写真も飾られています。
10.ボランティアクルーズ:体験学習の次は、恒例のボランティアクルージングです。
11.ボランティアクルーズその2:めったにできない体験でみんな大喜びでした。ボートの皆さん、ありがとう。
12.前夜祭:7/23夜の前夜祭。雨模様でしたが、大いに盛り上がりました。
13.前夜祭その2:握り寿司以外、焼きそば、ホタテ、カクテル・・・参加チームが作ります。
14.下田マリンフェスタ:このフェスティバルも同時開催。恒例となりました。
15.レディース賞:初日に155kgのクロカジキを釣った赤澤文子さん。(チームビーフラット、キャプテン:赤澤雅行さん)
16.個人総合:個人総合1〜3位の表彰です。1位の高橋一郎さん(中央)を挟んで、2位柏原克巳さん(左)、露木俊也さん(右)。
17.団体総合優勝:JIBT通算4回目の優勝を果たしたフェニックス。おめでとうございます。
18.フィナーレ:第31回JIBTも無事終了しました。また来年、カジキとともにお会いしましょう。