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4/22「第16回サバロカップ(ライトタックルサーキット関東第1戦)」結果レポート


第16回サバロカップ(ライトタックルサーキット関東第1戦)開催報告

4月22日(日)早朝、横浜・新山下埠頭にあるレストラン「タイクーン」に参加選手80名が集合し、第16回サバロカップが開催されました。予報は風雨でしたが、当日は少し北西風が吹いたものの曇りで、まずまずのシーバス日和となりました。潮回りは大潮、朝から昼にかけて下げ潮となります。
早くから来た参加者は思い思いにコーヒーやニッスイ様ご提供のソーセージなど頂きながら、暫しの釣り談義で盛り上がります。
6時過ぎにミーティング。主催者の丸橋英三サバロ会長(JGFA副会長)から「安全に楽しくやりましょう」の開会挨拶と、猶原実行委員長(JGFA理事・T&R魚類保全委員長)からルール説明(オールリリース、T&R、バーブレスフック、競技時間など)があり、6時30分にポンツーンから乗船開始です。参加の22艇は市営10号上屋の沖に集合し、待ちに待った本部船のクラクションの合図とともにスタート・フィッシング!各艇はそれぞれポイントをめざし、エンジン音も高らかに航跡白く散らばっていきました。さて、釣果やいかに。デカイの1尾あればいいのがサバロカップです。
11時ストップ・フィッシング。同45分で審査は締め切りとなり、結果が出るまで選手はさっぱりと着替えて、レストランでパーティーです。
まず、丸橋会長が楽しく釣りができたことをシーバスに感謝する開会挨拶をしました。次に毎回選手として参加いただいている岡田順三名誉会長の「タイトライン」のご発声で乾杯、暫しお食事タイムです。パーティーでは、ご協賛各社のご案内と、ステージで生のPRをしていただきました。また、各参加チームの紹介とこの場を利用したJGFAクラブからの告知があります。今回はクラブバーストの秦京子さんから「湘南ライトタックルトーナメント・シイラ大会(7/1)」とビッグマウスの中村直喜さんから「千葉港RUN&GUNシーバスフェスティバル(11/3〜4)」の参加者募集のスピーチがありました。
さて、今回はスペシャル企画として、関東におけるシーバスゲーム草創期の大先輩アングラーにミニ・トークをお願いしました。その方々とは、1984年に「海のルアーフィッシング」(東西社刊)の著書もある“房総のドン”こと小高一郎さん、その一番弟子で名著「ザ・シーバスハンティング」(地球丸刊)の古山輝男JGFA常任理事、我らがチャーマス・北村秀行JGFAアンバサダー、ご存知、徳永兼三プロ・JGFAアンバサダー、これまた生き字引の若林務JGFA専務理事、そして丸橋会長です。(平均年齢はご想像にお任せします。)1970年代のルアーは全然飛ばないので、ジェット天秤やタマゴウキの先につけてキャストしたことなど、草創期のエピソードを聞くことができました。めったに集合しないシーバスゲームのパイオニアによる最高のトークショーでした。大先輩方に大感謝です。
さて、集計が終わり、神内圭・審査委員長からの概況説明です。参加者80名(対前年+15名)で、T&R数282尾(同+93尾)、叉長サイズ70cm以上8尾(同+6尾、80cm以上無し)とのこと。残念!ノー・フィッシュが20名でした。

さて、成績発表です。(敬称略、大きさは叉長)
優勝 榎本 亮(クラブアッパーズA)76.0cm
優勝船長賞 伊藤伸生(ジョーズ・マウロア)
2位 知念和道(チームシークワーサーA)74.5cm
2位船長賞 宇田川昭彦(ベイ・ファイター)
3位 仲島 浩(チームシークワーサーA)73.5cm
3位船長賞 宇田川昭彦(ベイ・ファイター)
 女性大物賞 榎本 恵(クラブアッパーズA)73.0cm
 (女性参加者は5名)
 ジュニア大物賞 野本未世夢(クラブアッパーズA)57.0cm
 (ジュニア参加者は1名)
 最多T&R個人賞 谷口公彦(クラブアッパーズA)19尾
 フライ大物賞 丸橋英三(TEAM EIZO)49.0cm

今回、優勝チームのクラブアッパーズAは根岸方面、2、3位のチームシークワーサーAは横須賀沖で大物が出ました。
優勝者の榎本亮さんは長年サバロカップに参加を続け、今回栄えある優勝となりました。また、何と女性大物賞の榎本恵さんは奥様で、ご夫婦同時のトップは初めてです。重ねておめでとうございます。
ジュニア大物賞の野本未世夢君は小学校の6年間を毎回お父さんと参加して、今年で中学生。この次は優勝かな。
さて、表彰の後は、昨年に引き続き東日本大震災義援金とT&R基金のためのオークションと募金を行いました。そして恒例の福引タイムで約半数の幸運な人に賞品が。(ノー・フィッシュ、ノー賞品の人お気の毒です。)
お開きにあたり、後援をいただいたJGFAの若林務専務理事から、ゲームフィッシュ保全のため、アングラーから魚を買い取る行為を止めさせるよう会員が意識して行動すべきことなどの話がありました。また、実行委員長の猶原T&R魚類保全委員長から、JGFA会員のうち昨年ライトタックル系でT&Rをしたのは僅か98人に過ぎないというショッキングな数字が報告されました。
しかし、それ故、サバロカップのような釣り大会を続けることに意味があるのだと思います。みんな、ずっと釣りをやりたいはずですから。
参加選手、ご協賛社、運営スタッフの皆様、ご協力ありがとうございました。
                   報告:副実行委員長 森田一裕

朝のミーティング。安全とルールの確認です
叉長で計測、タグを打って素早くリリース。これもテクです。
これが今回の優勝魚。榎本亮さんの76cm(長さ
は全長ではなく、すべて叉長です)。やったー!
第2位は、知念和道さんの74.5cm!
第3位は、仲島浩さんの73.5cmでした。
女性大物賞は、優勝の榎本亮さんの奥様、榎本恵
さんの73cm。ご夫婦でトップ取り!
ジュニア大物賞は、野本未世夢君の57cm。おめでとう!
入賞者一同パチリ。
シーバス・ゲームのパイオニア集合です。
丸橋サバロ会長からJGFA若林専務理事に募金の贈呈。
関係者の皆様、ご協力本当にありがとうございました。