JGFA所属クラブ「WETSS(ウエッツ)」の藤岡淳さんが八丈島の石積の鼻沖でタグ&リリースしたカンパチが、約1年半ぶりに島の反対側の八重根港で再捕されました。
放流時叉長35�僂�、全長68�僉�3.4kgと立派なサイズになっていました。カンパチはブリ類の中でももっとも大きくなる魚ですから成長も速いようですね。また、この近辺でタグ&リリースされているカンパチがほとんど島の周辺で再捕されていることからブリ類の中ではもっとも定着性が強いようです。
稚魚は南方海域より黒潮に乗り流れ藻に付いて日本付近の海にやってきて、その後、八丈島のように水温の高い海域では定着しその場で成長するようですが、本州沿岸では、その年の晩秋過ぎ、海水温が下がると速い速度で南下することがJGFAのタグ&リリース結果でわかってきました。
イシダイなども磯について移動の少ない「地付き」と季節的に移動する「渡り」のあることが知られており、カンパチも同じように2系統があるのかもしれませんね。
ただ、大きく成長したカンパチが産卵のためにどこに行くかはまだ我々のタグ&リリースからはわかっていません。でも、八丈島周辺でも30kgを越す大型カンパチがいるのですから、産卵期になっても南方海域に下らずに一生をここで過ごすのかもしれません。だとすると、定着性の強い磯のイシダイなどと同様、大型になる以前に釣り切られてしまう恐れが高いため、八丈島のカンパチの大型を少しでも残して釣りたいのであればバッグリミット(※)とリリースがきわめて有効な手段となるのではないかと考えます。
※バッグリミット・・・バッグ=魚を入れる「袋」などの入れ物。リミット=制限。つまり、魚の資源保全のために釣って「持って帰る尾数を制限すること」。もちろん制限尾数より多く釣ってもかまわないがその場合は、バッグリミットを越える分をリリースすることが求められる。たとえば、バッグリミットが3尾となっている場合に、20尾釣っても20−3=17尾はリリースする。
日本ではまだバッグリミットが法的に定められていないが、USAやオーストラリアなどでは実施されている。体長制限や全長制限はサイズリミットと呼ばれ、バッグリミットと組み合わされるケースがほとんどである。
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八丈島で再捕されたカンパチの移動と成長。叉長35�僂両�型カンパチがわずか1年4ヶ月で
全長68�僉�体重3.4kgになって再捕されました。ちょっと待てばこんなにいい魚になるんですね。
再捕連絡は、八丈の釣りガイドとして有名な中島勝久さんから届きました。
ありがとうございました。 |
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