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[第27回ジャパンインターナショナルビルフィッシュトーナメント(JIBT)レポート]


今年で第27回を迎えたJIBT。3日間で13本のカジキが釣れました!!

●開催日:2005年7月14日〜17日(14日:前夜祭)
●開催地:静岡県下田港およびその沖合
●参加チーム:105(3チームキャンセルで102チームのエントリー)
●参加選手:504人(釣りをしないゲスト、スタッフ、関係者含め総計700名)
●参加艇:102艇(地元チャーターボート(遊漁船)19、オーナーボート83)

【概況】
今年も昨年に続き、「下田マリンフェスティバル」との合同開催となり、下田市の夏のイベントとして盛大に開かれました。7月14日は、地元・浜崎小学校の5,6年生を対象としたボランティアクルージングを開催、そして夜には地元下田市関係者の皆さんの絶大なご支援を得て盛大な「前夜祭」が催されました。
また、大会期間中は「下田ベイステージ 」周辺で「下田マリンフェスティバル」が同時開催され、地元の皆さん、大会参加者、それに観光客も交え、にぎやかに執り行われました。

釣りの方では、梅雨明け前ということもあって海水温も昨年より低めの22〜23°C台で、小型のマカジキ主体の大会になると思われていましたが、初日の午後より急に南西方向から水温があがりだし、25 °C台に上昇、その結果、大型種のクロカジキが釣れ始めました。これは、黒潮の分支流がトーナメント海域に差してきたことによります。
その結果、3日間で39.9〜53.5kgのマカジキ6尾、100〜180.1kgクロカジキ7尾の計13尾が釣れ、そのうち5尾がタグ&リリース(標識放流)されました。(タグ&リリースの内訳は、マカジキ3、クロカジキ2)
大会期間中では、このほか、失格2尾(検量締切時刻オーバー・クロカジキ197.6kg、選手外アングラー・クロカジキ158.1kg)がありました。

優勝は、最終日(3日目)のファーストマーリンとなるクロカジキ144.6kgをランディングした「ミスリバティー」(チーム名「ピンクドラゴン」チームキャプテン:趙済さん)が2日目までトップに立っていた「プレデーター」をかわし、2003年の25回大会以来、2度目の優勝を飾りました。

今回も昨年に引き続き、独立行政法人・遠洋水産研究所と共同で「人工衛星追跡型タグ」(ポップアップタグ)の装着が試みられ、2本のタグ装着が成功しました。
また、検量に持ち込まれたカジキは検体調査され、貴重なデータを得ることができました。
(写真提供:鈴木克宏さん)

●最大魚:クロカジキ180.1kg(7/15ボート:「ディスカバリー」チーム名:オーシャンマジックディスカバリー・80lbライン)

●3日間のカジキデータ
月/日
ストライク数
タグ&リリース(尾)
キャッチ(尾)
釣果小計(尾)
2005/7/15
14
2
3(1)
5(1)
2005/7/16
8
3
1(1)
4(1)
2005/7/17
11
0
4
4
合計
33
5
8(2)
13(2)
( )内は失格。13尾とは別に2尾という意味。
●表彰結果(団体総合)
順位
チームNO.
チーム名
合計ポイント
備考
1位
8
ピンクドラゴン
266.9
7/17・クロカジキ144.6kg(50lbライン)・3日目のファーストマーリン
2位
37
プレデーターFC
225
7/15・クロカジキ推定100kg・T&R(50lbライン)
3位
73
オーシャンマジック・ディスカバリー
216.1
7/15・クロカジキ180.1kg(80lbライン)
【ポイント計算】
a.タグ&リリースマカジキ、フウライカジキ
クロカジキ
70ポイント
150ポイント
b.ラインクラスハンディ24kg(50lb)
37kg(80lb)  
60kg(130lb)
×1.5
×1.2
×1.0
c.ファーストマーリンポイント(毎日) +50ポイント
d.計算式ポイント=タグ&リリースポイント(検量重量kg)×ラインハンディ
各日のファーストマーリンには50ポイントが加算されます。
130kg以下のクロカジキ、シロカジキ、メカジキ、50kg以下のマカジキ、20kg以下のフウライカジキ、バショウカジキを検量に持ち込んだ場合、検量ポイントは1/2となります。
1.優勝チーム「ピンクドラゴン」
最終日(3日目)のファーストマーリンをあげ、見事逆転優勝!
ボートは「ミスリバティー」(チームキャプテン:趙済さん)
クロカジキ144.6kg・50lbライン・ファイトタイム38分。
釣った場所:「ヒョウタン南西角」
アングラーの徳山栄三さんは、個人総合1位に輝きました。
2.チーム第2位「プレデーターFC」
1日目(7/15)に推定100kgのクロカジキをあげ、2日目までトップ
でしたが惜しくも逆転されてしまいました。アングラーの青島利
枝さんはこのカジキで「レディース賞」にも輝きました。
また、チームとして「タグ&リリース賞」もゲットしました。
釣った場所:「ヒョウタン南西角」
ボート:「プレデーター」(チームキャプテン:青島常昌さん)
3.「プレデーターFCのタグ&リリースしたカジキ」
これがタグされたクロカジキです。ビデオにも写っていま
したが、タグ&リリースしたあと元気に泳いでいきました。
4.チーム第3位「オーシャンマジック・ディスカバリー」
1日目(7/15)に180.1kgのクロカジキをあげ、チーム第3位に
輝きました。アングラーの青島孝久さんは、「西川龍三賞
(最大魚賞)」に輝きました。ファイトタイム:55分。
釣った場所:「ヒョウタン南西角」
ボート:「ディスカバリー」(チームキャプテン:萩原昌雄さん)
5.前夜祭・露店
7/14の夕方から下田漁協の市場をお借りして恒例の前夜祭
が開催されました。露店は、参加チームからボランティア
でやっていただいています。焼きそば、おでん、焼き鳥、
カクテル、はたまた、プロのお寿司屋さんも・・。どちら
の露店もじつに本格的で地元・下田市の方々も含め400人
以上参加されたのではないでしょうか。
6.前夜祭・フラダンス
昨年も地元の女性陣のフラダンスが大好評で、今回も
お願いして来ていただきました。子供達のかわいいダ
ンスに大きな声援が飛び交っていました。
7.前夜祭・ボートイルミネーション
前夜祭を会場から彩るボートイルミネーション。昨年より
取り付けた艇が多くなり、とてもきれいでした。
8.開会式・清祓式(きよはらいしき)
開会式の「お払い」は、大会の安全とカジキの釣果を願って
毎年欠かせない行事となっています。今回は、2日目の朝から
濃霧が立ちこめ場所によってはまったく視界の効かない状況
となりましたが開催時刻を遅らせるなどの判断で事故もなく
終わることができました。
9.体験クルージング&海上パレード
前夜祭の日の午後、そして、大会2日目の
夕方と、2回にわたってそれぞれ10艇あ
まりのボランティアボートにより体験クル
ージングが行われました。乗船したのは子
供たち主体の下田市民の方々。初めて乗る
トローリングボートにたいへん喜んでいま
した。2日目には下田海上保安部巡視艇
「いずなみ」の歓迎を受け、海上パレード
を同時開催しました。
10.「ゴールデンベイ」ポップアップタグ装着に成功!
2日目(7/16)、「ゴールデンベイ」(チームキャプテン:野澤
隆之さん)は、なんと、30lbラインのスピニングタックルで
ファイトし、ストライクから9分後、推定40kgのマカジキに
ポップアップタグを打ち込みT&Rに成功しました。
「ポップアップタグ」:人工衛星で電波を追跡できるタグで、
タグ装着後、事前に設定した期間を過ぎると自動的にタグが魚
体から切れて海面に浮上(ポップアップ)し、人工衛星に向け
てデータを発信するタグ。遠洋水産研究所の調査に協力して行
っています。
11.幻の最大魚197.6kg クロカジキ惜しくもタイムオーバー!
大会初日(7/15)、12:20、「MOMO](チームキャプテン:富田
倫治さん)は、ヒョウタン南沖でクロカジキをストライク!アン
グラーはテレビでおなじみの児島玲子さん(左端)。でも、相当
手強いカジキで検量締切の18:00を回ってもランディングできず、
タイムオーバーで無念の失格となってしまいました。
しかし、児島さん、女の意地で18:57、6時間37分の激闘を制し、
とうとうランディングに成功!
ポイントにはならなかったものの彼女のすがすがしい笑顔に大勢
のギャラリーが健闘をたたえ、大きな拍手を贈っていました。
12.検体調査(遠洋水産研究所)
ポップアップタグだけでなく、遠洋水産研
究所ではランディングされたカジキについ
て、サイズ、性別、食性(胃内容物)、年
齢などのデータを集めました。写真のカジ
キは2日目に「オーシャンベル」(チーム
キャプテン:平野弘之さん)のあげたクロ
カジキ143.2kg。
13.韓国からトローリング研修に来ました。
韓国では7/10に韓国では初めてのトローリング団体「韓国
トローリング協会(KTA)」が発足、韓国のIGFA関連団体
「IGFAK」の傘下に入りました。そして、この機会に
トローリング技術や、大会運営のノウハウを吸収するため来日。
「エバーランド」(チームキャプテン:岩城明さん)で2日目に
158.1kgのクロカジキをランディングしました。
ただし、選手登録しないゲストという扱いでしたのでポイント
からは除外されました。
14.表彰パーティー「優勝!ピンクドラドン」
一昨年の25回大会に続き、2回目の優勝を果たした趙済
キャプテン率いる「ピンクドラゴン」。さすが、ベテランチーム
ですね。
優勝チームには静岡県知事賞の他、ハワイの有名なカジキ
釣り大会「HIBT」の招待チケットが贈られました。
15.表彰パーティー「フィナーレ」
参加チーム102は過去最高、選手、関係者含め700人となり
広い会場ももう一杯、これ以上は無理という大盛況でした。
事故もなく、カジキも釣れ、様々なドラマがまた生まれました。
地元の方々に支えられた日本最大、そして、世界でも有数の
規模を誇るJIBTが終わりました。スポンサー企業の皆さん
ならびに地元の関係者の方々に心より厚く御礼申し上げます。
来年も素晴らしい大会を迎えられますように。