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2009・茨城ビルフィッシュトーナメント、今年は1Dayトーナメントに・・・・!


開催日:2009年8月28日(金)〜30日(日)
主 催:いばらぎビルフィッシュトーナメントネットワーク
    茨城ビルフィッシュトーナメント実行委員会
エリア:大洗マリーナを基地とした常磐沖一帯
参 加:58艇(エントリー61艇)約250名

昨年のこの大会で、124尾という驚異的な釣果を上げ、“常磐沖”という海域を一躍全国に知らしめた「茨城ビルフィッシュトーナメント」。その第5回大会が参加58艇で開催されました。
今年は全国的に“夏らしい天気”が少なかったものの、今大会を控えてここ1週間ほどは安定した好天気に恵まれ、大会海域では順調に釣果も上がり、“今年も大釣果間違いなし!”という大きな期待(この時点で不安は一切ありませんでしたが・・・・)の中で、29日(土)、午前6:30、大会のスタートが切られました。
天候はほぼ快晴。常磐の海は心地よい程度の波はあるものの、ほぼベタ凪。
大会エリアの北限と南限の距離は最大で約60マイル。南北に長いエリアの中で海上本部艇はほぼ中央に陣取りスタンバイ。
初日のファーストマーリンは「アルティマ」。エリア“F”から8:47にヒットコールを飛ばし、54分後の9:41、推定140kgのクロカジキをT&R!まずはFマーリンのボーナスポイントを含めて早々に200ポイントをゲットしたのでした。
この日最もヒットコールが集中したのは10時台。午前中のロールコールのスタートに合わせるかのように先ほどの「アルティマ」から2本目のコール!その無線をかわきりに、3〜4分おきにスピーカーからは“ブレーク!”が入り、ロールコールが再三中断されました。
中でも10:09に「ハウンツ・ナチュラル」がヒットさせ、約30分のファイトでキャッチしたクロカジキはなんと203kg!大会初日に早々と200kgオーバーが検量され、がぜん2日目への期待が大きくなりました。
さて、今大会には地元の北関東だけではなく、関東から、そして関西からも“常磐沖”のビッグマーリンに魅せられたボートが集結してきました。
「ミスリバティー」もその一つ。昨年1年間で64尾・・という大記録を打ち立て、雑誌その他で多く取り上げられたこのボートのことを、今やBOLのメンバーで知らない人はいません・・・・。大洗マリーナに入港した時から注目が集まっていましたが、初めて会ったメンバー同士が、旧知の中のように親しくなれるのもBOLなんです。
その「ミスリバティー」も常磐の海で“初ヒット!”30分弱のファイトでT&Rを決めました。
そして15:00のストップフィッシング。
初日の釣果はキャッチ6尾、T&R13尾の計19尾。すべてクロカジキでしたが、キャッチされた6尾の平均重量は166.9kg=約170kgで、大型が魅力の“北関東の海”を再現した1日となりました。
さて、この時点で2日目の天候が気になり始めたのです。2日前に発生した台風11号の北上するスピードは思いのほか早く、2日目の開催が危ぶない・・・という情報まで飛び交い始めました。
2日目、朝4:30の時点で、台風の影響が完全に出はじめていました。エリアの南方面・銚子も、北方面・小名浜も平均で10m〜13m以上の強風が吹き、波も3m〜4mに達する勢いのようです。
6:00、マリーナの一室に参加チームの全キャプテンが召集され、金成実行委員長から「安全を第一に考慮して二日目は中止とし、一日目のポイントにより順位を決定。夕方18:30から表彰式・・」という発表があり、全チームが了承。第5回茨城ビルフィッシュトーナメントは残念ながら1Dayトーナメントとなったものの、夕方から開催された表彰式&懇親パーティーにはほぼ全チームに近い参加者が会場を埋め、楽しい懇親の宴が繰り広げられました。当初は午前中だけでも大会が出来るかも・・・ということも脳裏をよぎりましたが、実行委員会の適切な判断により、事故もなく幕を閉じることができました。

【大会の結果】
団体総合部門  優勝 アルティマ  野口 純  350ポイント
           2位 バグース   大庫良一  340ポイント
           3位 カンタマル  田中俊彦  318ポイント
個人総合部門  優勝 今津俊郎   バグース  340ポイント
           2位 大野祐馬   海人    212.55ポイント
           3位 寺園尚平   ハウンツ  203ポイント
ビッグマーリン賞       寺園尚兵   ハウンツ  203kg
ファーストマーリン賞      関本航亮   アルティマ 
レディース賞        村上多恵子  サブリナ  150ポイント
Jrアングラー賞       大野祐馬   海人    213ポイント
T&R賞          野口 純   アルティマ  350ポイント
フェアプレー賞       バグース   大庫良一  





T&R2尾とファーストマーリンポイントで優勝をかざった「アルティマ」
昨年に続いて今大会の準優勝に輝いた「バグース」。西日本所属ながら、今やすっかり北のトーナメントの常連チームです。
団体3位に輝いた「カンタマル」。スモールボートのハンデを感じさせないファイト振りが身上!の
GOODチームです。
今大会の最大魚・クロカジキ203kgは立派です。この魚体を見れば二日目も・・・・
ピラールのクロカジキ182kg。やはり北のカジキはデッカイです。
「海人」の大野祐馬君13才が釣ったクロカジキ163.5kg。ファイト時間はなんと4時間7分!結果は4位でも優勝に匹敵するファイトでした!いい夏休みだったね! 
「スピリット」の158kgクロカジキ!写真では判りにくいのですが、丸々と太っていました!
どこへ行っても“必ず釣る”という印象の「サブリナ」。いつどこで会っても元気で明るいチームです。
ご存知「サンルーカス」。9月の福島BFTはホスト役ですか?
注目を集めた「ミスリバティー」。初参上の常磐でもT&Rを決めました!さすがです!
必ず釣ってくる!・・という印象の「ノーリーズン」。銚子・・茨城・・、そして福島でも・・って、きっと狙っているはずです。
西日本から参戦の「ヒノマル」。T&Rを決めて福島への勢いをつけました!
このところ好調の「マイスター」。常磐の海でもその好調を維持していました!
銚子に続いてポイントを上げた「モンフレール」。今年の最終戦、“福島”でもぜひ頑張って下さい!
「ユニティー」も推定100kgのクロカジキにT&R!常磐の海を知り尽くしているチームです。
銚子の「大将」さんも北関東の海を知り尽くしているチームです。カジキ以外の釣りにも精通。一年を通して海に出ています。
表彰式での金成実行委員長。二日目中止の英断が万が一を防ぎました。
個人総合に入賞した3名。左から3位寺園さん、優勝の今津さん、そして3位に輝いた大野祐馬君。
団体総合に輝いた3チーム。前列に優勝の「アルティマ」、後列左に「バグース」、右に「カンタマル」。
実行委員会・頭島さんの閉会挨拶。実行委員会の皆様、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。