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7/19-25「HIBTで日本チーム大健闘!(結果レポート)」


報告:東知憲(JGFA常任理事&国際交流委員、IGFA国際委員)

世界でもっとも歴史あるビルフィッシュ・トーナメントのひとつとして広く認知されており、また日本のJIBTのお手本でもあるHIBT(ハワイアン・インターナショナル・ビルフィッシュ・トーナメント)の50周年記念大会が、ハワイ島のコナをベースに7月19日から25日まで開催されました。参加チームは9カ国の42チーム。冷夏で海の状態が心配されましたが、トーナメントが始まってみれば、キャッチされたビルフィッシュの数は5日間で137尾、キハダは5尾と、ほとんどのチームが魚に出会うことができた実り多い大会となりました。

今回のHIBTは、日本から参加のコナ・ゲームフィッシング・クラブ・ベルホープが後半にスコアを伸ばして優勝をさらうというすばらしい展開でした。またチーム・ティカのキャプテン福原氏は、カジキ個人ポイント部門(上位入賞3チームを除く)で1位の成績をおさめられました。
http://tica-hibt.jugem.jp/

また、昨年のJIBT優勝チーム「ソルティー」はタグのついたカジキを釣り、タグを新しいものに打ち換えて再リリースするという珍しい出来事に遭遇しました。チームキャプテンの秋広さんは「目の前にタグの付いたカジキ。びっくりしました。付いていたタグを自分で抜いて新しいのを打って、フックもきちんとはずし、元気に泳いでいく姿を見たとき、すごく感激しました。みんなにこの感動を味わってほしいですね。」と言っておりました。

スタンフォード大学のバーバラ・ブロック研究室と連携しHIBTをスターティングポイントとして行われた「グレート・マーリン・レース」に、日本チーム(コナ・ゲームフィッシング・クラブ・ミヤケ)も参加しています。4,000ドルを拠出してポップアップ式衛星タグをクロカジキに装着し、6ヶ月の後に最大距離を移動した個体/チームが優勝となるこのレース、科学と釣り(そしてちょっとしたギャンブル)をうまく組み合わせようという試みであり、注目されます。標識魚の移動は、Google Earth経由で確認することができます。 http://www.greatmarlinrace.org/

また、今回のHIBT開催に合わせ、各国からIGFAレプレゼンタティブおよびトラスティー多数が集まり、7月17日の昼食会をかねてミーティングを行いました。内容は各人の紹介と、各国の活動内容概観です。日本代表としては、「景気の低迷に伴い、企業活動はあいかわらず低調で、それに影響されてスポンサー活動も後退している。しかしJGFAは積極的に若年層の取り込み、既存アングラーに対するIGFAルール/倫理の紹介、魚族資源保護に対する活動、日本国内における記録管理などを展開している」旨を説明し、お褒めにあずかったことも申し添えておきます。
(写真提供:Mr. & Mrs. Muche、岡田順三、東知憲)

★第50回HIBTの大会成績表はこちらをご覧下さい。
HIBTのホームページ
昨年のJIBT(下田)優勝チーム「ソルティー」も
恒例のパレードに参加しました。
スタートフィッシング
カジキとファイトするJGFA岡田順三会長。
マーメイドアングラーズチームとして参加しました。
マーメイド・チーム(左から神山明さん、一人
置いて岡田順三会長、河原利行さん)と大会の
チーフ審査員を務めたオーストラリアのアルバ
ート・スレディンガムさん(IGFAレップ)
神山さんは50ポンドタックルで1時間半
かけて、このキハダ(現地名:アヒ)150
ポンド(68.03kg)を釣りました。
日本から参加したチームの皆さん。大いにHIBTを楽しみました。