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5/16-17「第15回J−1グランプリin八丈島2009」結果レポート


「J−1グランプリin八丈島2009・大会結果と総評」

報告:パパ大津留(キッドナッパーズ代表)


「J−1グランプリin八丈島2009(吉本万里杯」が5/16〜17の2日間、八丈島で開催されました。
今回で15回目を迎える節目の大会で(個人レベルで開催されたものを含めると16回目)、ゲストの北村秀行氏、原田佐敏の両名と、全国からの参加者69名が八丈島に集い、ジギングを競いました。
この大会は、ジギングの大会として最も歴史のある大会です。一回目から欠かさずに参加しているチーム、毎回のように参加しているチームも多く、それだけに和気あいあいとした肩の張らない大会です。
八丈島は3つの火山を有し、黒潮本流に浸食された複雑な地形であるため、ポイントも数多く、それだけに選び出す判断が難しいようです。更に魚種のハンディや検量尾数が2尾と決められていることもあって、毎年のように逆転優勝があり、チーム同士がポイントを読み合いながらの戦いになるので非常にスリルに富んだ大会です。
今回も、魚が入っているという事前情報から、殆どの参加船が島の南東側にある小岩戸沖に集まった中で、2日目にボートプレッシャーを避けて小島沖に入ったチームGUIDEが11.35キログラムのヒラマサなどを釣り、見事に優勝を収めました。
総評すると、事故もなく、参加者皆さんが良くルールを理解した、マナーの良い大会でした。ただ、今回は小岩戸をはじめとした浅場に大型の魚が入ったために、多くのラインブレークがありました。
リリースを奨励する大会でもあり、リリース総数は20尾以上ですが、それに近い数の魚がメタルジグを咥えたままラインブレークしたことになります。数を競う大会ではないのですから、もう少し、ライン、リーダーを太くし、ビッグワンを目指して欲しいという思いも残った大会でしょうか。
それと、大会終了時から雨となり、帰着便が欠航するアクシデントもありました。そんな中で成功裏に終了できたのは、参加者が島嶼の大会である特殊な事情と、自然相手の大会という天候リスクを理解し、整然と実行委員会の手配、指示に従って頂いた結果だと思っています。
笑顔で、参加者全員が翌日の便に搭乗、帰着されたことに大いに感謝を致します。

個人優勝、最大魚の11.35キロのヒラマサの尾島平さん
大会ゲスト、北村秀行氏の挨拶
和気あいあいとした懇親会風景です。