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9/28「服部名人杯ヒラメオープン釣り大会」結果レポート

★「沖釣りも世界共通のＩＧＦＡルールで」という服部善郎名人（ＪＧＦＡ名誉会員）の呼びかけで、会員外の釣り人の皆さんにも呼びかけて行いました。ルアーやフライやトローリングだけがＩＧＦＡルールで認められるわけではなく、エサ釣りだって、また、認められる地域ならコマセ釣りだってＩＧＦＡルールで認められることをアピールしよう、そして、世界記録も取れるんだということをアピールしようというのがこの大会の目的のひとつです。

★また、将来の資源を考えて「バッグリミット（持ち帰ることのできる尾数を制限すること」を定めて大会を行うことを奨励することもこの大会の大きな目的です。

★そのバッグリミットですが、2004年よりＪＧＦＡでは、マダイとヒラメに関してともに「全長40㎝以上、2尾まで」という自主規制案を取り決めました。これは強制ということではなく、皆さんの指針として考えていただきたいというものです。将来にわたり、資源を守りながら釣りを行うことの大切さを多くの釣り人の皆さんにわかっていただければうれしいです。

●日時：2008年9月28日(日）
●場所：千葉県飯岡「隆正丸」
●参加人数：69名 (4隻に分乗）
●対象魚：ヒラメ
●ルール：ＩＧＦＡルール。電動リール、クッションゴムは不可。
●「バッグリミット：ＪＧＦＡの提唱するバッグリミットにのっとり、ヒラメ全長40cm、2尾以内。オールリリースも奨励。
●環境に配慮し、（有）入野様からご協賛いただいた鉄オモリを参加者に配布して使用してもらいました。

さて、
【当日の結果】ですが・・・。
おととしの第一回目は、強風で中止、2回目の昨年は、北東の風を交えた冷たい雨が降り続き厳しい中での大会でしたが、今回は北東風が少しある程度で雨も降らず天気にはめぐまれましたが、あいにく水温が前日の24℃から22℃と2℃も下がって食い渋った感じでした。

69人(うちＪＧＦＡ会員でない方は、45名と半数以上を占めました。）が4隻に分乗し、結果的には船ごとに釣果の差が多少ありましたが、服部名人を囲み、楽しいひと時を過ごしました。

検量対象のヒラメは各自一番大きいのを1尾だけというその結果20尾が申請され、最大は、2.5kg、次が1.4kg、3番目1.25kg、4番目1.1kg。あとの16尾は40cm以上であっても１kg以下でした。
タグ＆リリースされたのは、23尾でしたので、全部で43尾のヒラメが釣れましたが、「ヒラメ」と呼べるような1kgオーバーは、4尾でしたので、全釣果の1割弱という結果となりました。

69人で43尾ですから、1人当たり0.6尾という計算になります。
3人のうち2人は釣れて、1人はオデコだったという感じですね。
でも1kg以上が釣れたのは、69人中わずか4人でしたので、あとの人は釣れたといっても満足いかないサイズだったといえましょう。

昨年もお伝えしましたが、
当時、小学生のアングラーだった田中怜君がタグ＆リリースした38cmのヒラメが3年半ぶりに同じ海域で70cmになって再捕されました。詳しくはこちらをどうぞ。
田中怜君のヒラメ再捕ニュース
今回タグ＆リリースされたヒラメも大きくなって再捕されるといいですね。

優勝は、ヒラメ釣りの大ベテラン、小高一郎さん(レッドヘッダーズ・千葉市）。さすがでした。65cm､2.5kgのヒラメで検量後、ただちにタグ＆リリースされました。小高さんはそのほかにも51cm、47cmを釣り、すべてタグ＆リリースされました。

また、来年も資源に配慮したこのヒラメ釣りを続けていきたいと思います。
ご協賛いただいたスポンサー各社様、それと、この大会の意義を十分にご理解して受け入れてくださった隆正丸さんに改めて深く御礼申し上げます。
(写真提供：足立和彦、田中滋、伊達武＆志織、藤原一宇、猶原正和、スポーツニッポン、隆正丸　以上順不同・敬称略）