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【標識ブリの再捕報告のお願い】


独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所は、ブリの回遊経 路や産卵場を明らかにすることを目的として、アーカイバルタグ(記録 式タグ)を腹の中に装着した標識魚の放流を行っています。平成 19年11月7日、岩手県水産技術センターと越喜来漁業協同 組合の協力の下、ブリ当歳魚10個体(尾叉長34-39cm)を 岩手県大船渡市越喜来湾湾口で放流しました。オレンジ色のダートタグ も背中に装着してあります。

アーカイバルタグには回遊中の水温、水深、照度が記録され、これら の情報から位置を推定することが可能で、その魚の回遊経路を知ること ができます。平成18年にも同じ調査を行った結果、平成19 年11月現在で4個体の再捕報告があり、そのうちの1 個体は放流から283日後に宮城県で再捕されたものでした。残念 ながら、私たちの広報不足のためにこの個体からアーカイバルタグを回 収することはできず、ブリ0-1歳魚の東北海域での行動は未解明 のままとなっています。

標識が装着されたブリを漁獲された場合には、まずはお電話いただき たくお願いいたします。また、以下の項目について記録・報告および アーカイバルタグの送付をお願いします。可能であれば魚体も買い取らせていただきます。

1. 漁獲年月日
2. 漁獲場所
3. 標識の番号(アーカイバルタグはケーブルを切断せずに保管お願いします。)
4. 漁具・漁法
5. 尾叉長と体重(魚体を冷蔵保存お願いします。)
6. 漁獲された方のお名前、住所、電話番号(粗品をお送りします。)

独立行政法人水産総合研究センター
中央水産研究所 資源評価部 生態特性研究室
主任研究員 阪地(さかじ) 英男
〒236-8648 横浜市金沢区福浦2-12-4
Tel: 045-788-7636 Fax: 045-788-7636
E-mail: hidekun@fra.affrc.go.jp
こんな風にタグがついています。(腹部に入っているのが
アーカイバルタグです。)