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田中怜君のヒラメが1,283日ぶりに再捕!最長再捕期間を更新しました。


JGFAタグ&リリースプログラム「再捕期間の記録が更新されました!」

JGFAでは、1985年からタグ&リリースが行われるようになりましたが、最近になって再捕期間の最長記録が次々と塗り替えられています。
とくに、JGFAタグ&リリースプログラムが開始されて以来、これまでの最長再捕期間はスズキの1,113日でしたが、このほど、この記録をヒラメが更新しました。

【ヒラメ】
ヒラメについては、従来の最長再捕期間記録が603日でしたが、このほど、外房で再捕されたものが1,283日と大幅な記録更新となりました。
これはJGFAで行っているすべてのタグ&リリースの中で最長の再捕期間となりました。
このヒラメを放流したのは当時10才の田中怜(りょう)君。とにかく釣り好きな少年で、お父さんの田中滋(しげし)さんといつも一緒に釣りに出かけています。2003年11月20日、この日も定宿にしている千葉県御宿の「明広丸」から出船し、お父さんの指導で36.5cmのこのヒラメをタグ&リリースしていました。
それがなんと、1,283日後、つまり、3年半ぶりにおなじ御宿沖で全長70cmの大物になって帰ってきました。再捕したのは地元の漁師さんで、曳縄釣りにかかったとのこと。放流時の36.5cmというのはほぼ満1才と見られることから、このヒラメは生後約4年半で70cmの大物に成長したことがわかりました。ヒラメって結構成長が早いものなんだと実感できました。
こうしてまたひとつ、タグ&リリースの成果を皆さんにお知らせできたことをほんとうにうれしく思います。田中怜君にとっては生涯の釣り人生の中で忘れられない思い出のヒラメになったことでしょう。
ちょっと我慢して小さなヒラメをリリースすればこんなに大きなヒラメになって帰ってくるのですから。皆さんもぜひ、JGFAのタグ&リリース活動に参加してみませんか。



写真説明:2003年当時、明広丸に乗船してヒラメを釣った田中怜(りょう)君(当時10才)。お父さんの田中滋(しげし)さんは釣りの大ベテランです。

【スズキ】
2006年5月に猶原正和さん(サバロ)のスズキが917日で再捕され、それまでのスズキの最長再捕期間874日を更新しましたが、2006年11月になって、清末宏二さん(チーム・チェイス)のスズキが1,113日、つまり3年と17日で再捕されました。それも80cmオーバーの大スズキです。この間成長はわずか2.5cmでした。ほぼ同じ場所に戻ってきて再び釣れたのですから、リリースの効果は明らかですね。
ということで、「スズキの再捕期間の長いものベストスリー」は、下記の表のとおりになりました。