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プレジャーボートによるトローリングの現状と展望(第5回釣り問題研究会より)


報告:若林 務(JGFA事務局長)

去る11/26(土)、東京海洋大学で開かれた「第5回釣り問題研究会」で「プレジャーボートによるトローリングの現状と展望」と題し、発表を行いました。
現在、海におけるトローリングは、多くの都道府県の漁業調整規則で遊漁者が行うことを制限していますが、時代背景、また、地元の受け入れ、漁業者の理解によって徐々にですが、トローリング開放の兆しが見えてきました。
JGFAはその設立当初から、トローリング開放について、関係筋に要望書を提出するなど努力してまいりました。

今回は、トローリング禁止問題が起こった頃からの話を歴史的にまとめ、最近の漁業調整規則改正につながった事例を紹介しながら、今後、さらにトローリングが開放されるためには何が求められるかをお話しさせていただきました。
また、トローリング大会の実例として、静岡県で毎年行われている「下田国際カジキ釣り大会(JIBT)」の模様をご紹介しました。

★詳しい内容は、来年4月下旬頃発行の「JGFAイヤーブック・2006年版」に掲載する予定です。

【当日の話しの流れ】

● JGFA(ジャパンゲームフィッシュ協会)について
・JGFAの理念
・JGFAの活動と目指すもの

●プレジャーボートによるトローリングの現状と展望
1.はじめに
2.トローリング問題はここから始まった。      1979年
3.トローリング禁止の法的根拠
4.トローリング禁止に関する漁業調整規則・条文
5.最初のトローリング開放「要望書」        1980年
6.東京都からトローリング禁止通知         1988年7月
7.2回目のトローリング開放「お願い」文書     1988年9月
8.3回目のトローリング開放「要望書」       1991年1〜3月
9.水産庁のトローリング実態調査          1991年6月
10.4回目のトローリング開放「要望書」       1999年12月
11.「土佐ビルフィッシュトーナメント」の許可条件   2000年6月
12.全国のトローリング(カジキ釣り)大会      1980年代〜現在まで
13.三宅島で世界記録のクロカジキ          2000年6月
14.水産庁の「海面における遊漁と漁業の調整について」2002年12月
15.トローリング開放が始まった。          2002年4月
16.トローリング開放に向けて・解決の糸口 

●下田国際カジキ釣り大会(JIBT)の紹介
2005年11月26日(土)、東京海洋大学で開催された「第5回釣り問題研究会」で、
「プレジャーボートによるトローリングの現状と展望」と題して発表を行いました。
(写真提供:古田浩徳さん・クロコダイルファクトリー)