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メキシコ・バハ / 8日間の釣り報告


ちょっと遅くなりましたが、JGFA会員のラルフ・ヌネツさん(日本在住・所属クラブ:チームスカイフィールド)より、バハ・カリフォルニアのキハダ&ヒラマサ釣行レポートが届きました。(和訳:石井宏尚副会長)

新年おめでとうございます。 2003年12月26日、私はレッド・ルースター号でカリフォルニアのサンディエゴ沖の釣りに行きました。 この船の乗組員は10人で、大きさは150フィート、今回の釣り客は32名でした。この釣行は、3日から21日にわたる長期なものなので通常「Long Range(遠征)」と呼ばれています。 

一年の中で、この時期のターゲットとなる魚は、キハダ、カマスサワラ、ヒラマサ、シイラですが、その他にハタ、オヒョウ、タイやトローリングで時折カジキなどが見られます。

私達一行は、5〜8インチの大きさのイワシをたくさん積んでサンディエゴを後にしました。サンディエゴの南500マイルに位置し、陸から150マイル沖のAlijos Rocks・アリホス岩礁(写真1)に向けて出発しましたが、この岩礁は静岡の銭州によく似ています。

第1日目の天候は荒れ模様でしたが、それにもかかわらず我々は30〜90ポンドの大きさのキハダを40匹を釣り上げました。しかし、天候の悪化のため岩礁を離れ、東のバジャ沖の浅場に移動しなければなりませんでしたが、そこはメキシコにおけるマカジキのメッカと呼ばれるマグデナ湾でした。

他の船の釣り情報では、シイラの群れの下にキハダの大群(100〜300ポンド)が回遊していると伝えています。シイラもキハダも同じ餌となる魚を食餌しているので、時にはこの2種類の魚が一緒に回遊して同じ餌を獲っている訳です。

私達は次の4日間はシイラの群れを追いかけ、生きたイワシでキハダを海面近くに誘い上げました。そして、この誘い上げテクニックを使ってたくさんの30〜160ポンドのキハダを釣り上げました。

4日目に私は今回の釣行で最大の魚(写真2)を釣りました。リールはティアグラ50、釣竿はショート・ツナロッド、100ポンドの強度の道糸、3フィートの200ポンド強度のリーダー(ハリス)を使用しました。その魚はイワシを食ってちょっと走ってから後は潜る、潜る、潜る・・・。そしてハーネスにロッドをはさんでファイト開始!数分後にキハダが大きな円を描きながら泳いでいるのが見えましたので、ドラッグを最強にセットしていよいよ魚を寄せる態勢に入りました。その5分後にクルーがギャフをかけましたが、それは軽く100ポンドを超えるようでした。ドックで検量して見るとそれは130ポンドのキハダでした。

今回の釣行の最終日に我々一行は、280マイル東南でメキシコ海岸からわずか15マイルのソドロス島でヒラマサを釣りました。そして朝方に15〜40ポンドのヒラマサをこれまたたくさん釣り上げました。(写真3)

今回32名の一行はたくさんのキハダと、ヒラマサを釣りましたが、大変にエキサイティングで完全燃焼な釣りでした。巨大なキハダはダンプカーのような引きで、正に1インチづつ釣り糸を巻き上げるようなありさまでした。

この遠征やスタンド・アップ・ファイティングなどの詳細につきましては、ご遠慮なくメールでお問い合わせください。
メールアドレス:ralph@rissho-ha.ac.jp
貴方の釣った大きな魚の写真を是非送ってください。



タイト ラインズ!
Ralph Nunez / Team Sky Field
ラルフ ヌネツ / チーム スカイ フィールド
(写真1)サンディエゴの南500マイル、岸から150マイル沖の
アリホス岩礁。
(写真2)これが今回最大となったキハダの130ポンド(約60kg)。
まるでダンプカーのような引きでした。
スタンディングファイトはおもしろい!
(写真3)ヒラマサもよく釣れました。アベレージサイズは
15〜40ポンド(約7〜21kg)で大いに興奮しました。