松方 弘樹さんがお亡くなりになりました。

昨年の春から体調不良により入院加療されていた松方弘樹さんが21日にお亡くなりになりました。
脳リンパ腫という10万人に1人という難病に冒され、再び釣りに行くことを願い苦しいリハビリに
立ち向かっていましたが、残念ながら帰らぬ人となってしまいました。

松方さんは1982年にサイパンで初めてカジキを釣り、ビッグゲームがライフワークとなりますが、
それが縁で故大西英徳元会長、故西川龍三元副会長、そして岡田順三名誉会長とも親交が深くなり、
1984年、現在のJIBTの前身であるTBT(東京ビルフィッシュトーナメント)が三宅島で開催されていた
第6回大会に出場され、127.7kgのブラックマーリン(シロカジキ)をキャッチ!
その翌年からTBTがJIBTと改名されて下田で開催されるようになりますが、JIBTへの出場も楽しみにされていました。
また、ハワイ・HIBTにもたびたび参戦され、26回大会には総合優勝をはたし、“Hiroki Matsukata”の名前が世界に発信されました。
 
そんな松方さんでしたが、京都撮影所のメーキャップを担当する方には頭が上がらなかったようです。
松方さんはボートで釣りに出ると必ず上半身裸になってしまうのですが、当然背中も陽に焼けるわけです。
「遠山の金さん」の撮影現場に入ると、日に焼けた顔の松方さんを見たメーキャップさんから「また陽に焼けてきたんですか~?
桜吹雪のメーキャップが映えなくて困るんですよ~! このシリーズの撮影が終わるまで釣り禁止にしますよ!」ってよく怒られたと
楽しそうに笑いながらお話をされていました。
また、「松方弘樹、世界を釣る!」という日本テレビ系列の番組に立ち会った時、「遠山の金さん」Tシャツをいただいたのですが、
なんと背中から肩にかけて桜吹雪模様 !! さすがにそれを着て街を歩くことは出来ませんでした。
 
ビッグゲームだけではなく、あらゆる釣りを愛した松方さんの釣り人生をまとめた本「松方弘樹の世界を釣った日々」が昨年の3月、
宝島社から発刊されました。
お父上・近衛十四郎氏が愛したヘラブナ釣り、アムール川でのイトウ釣り、梅宮辰夫さんと挑戦したアラスカの巨大ヒラメ、ボストン沖のクロマグロなどなど、
スクリーンでは見られない松方さんの素顔を感じ取ることができる素適な本です。 書店で見つけたらぜひ手に取ってご覧下さい。
 
一人のJGFAメンバーとしても釣りの楽しさ、素晴らしさをいろいろなところで伝えていただいた松方さんが逝ってしまわれました。
慎んで松方弘樹さんのご冥福をお祈り致します。    合掌