★6/12【JGFA沖釣り同好会マゴチ・テンヤ釣り】結果レポート

 
JGFA沖釣り同好会主催のマゴチ・テンヤ釣りが6月12日(日)、茨城県鹿嶋・豊丸で開催され21人が参加しました。鹿嶋でのマゴチ釣りはヒラメやマダイと並び人気魚種のひとつになっています。特に昨夏は空前の爆釣が連日続きファンも急上昇。その魚影の濃さは本物。今季は既に5月から順調な釣果に恵まれ、握る竿にも力が入ります。中でも注目したいのは60cm超級がヒットすること。参加者は日本記録を塗り替える大物にチャレンジしました。

 
■大会要項■
 ●開催日  2016年6月12日(日)。午前5時出船、沖上がり11時
 ●対象魚  全長30cm以上のマゴチ
 ●開催地  茨城県鹿嶋沖 船宿は豊丸=TEL0299-69-3319
              http://www.yutakamaru.info/infomaiton/index.html
 ●ルール IGFAルールで実施。ラインPE0.8〜1号。リーダー3mまで。ハリはIGFA餌釣りの場合はシングルフック2本まで。トレブルフックの使用禁止。テンヤは8〜12号を全員統一
 ★バッグリミット(持ち帰り出来るサイズと尾数) 全長30cm以上5尾まで
 ●審査対象 全長30cm以上のマゴチ1尾の重量
 ●表彰 1〜6位。(日本記録 世界記録)に相当する場合はJGFAに申請いたします。ただし、ライン強度ごとの記録申請は、会員資格を持った会員に限ります。


【当日の概況】
 〝照りゴチ〟――夏が盛期のマゴチをターゲットに開催された「マゴチ・テンヤ大会」は、女性1人を含めた21人が参加。約半数の人は初挑戦だったが、開始直後から各所で良型が断続的にヒットして一気に盛り上がることに。
 ここ鹿嶋沖では昨夏、60cm超級の特大が続出し大ブレーク。そして今季、既に型&数ともに安定釣果が続いている。参加者の顔も期待に満ちて輝いて見える。
 梅雨の合間の晴天。海上はベタナギ。「新場所を狙います」と1号船の出頭洋幸船長が向けた先は、北に小一時間ほど走った大竹沖で水深8〜9mの浅場。海底は砂利で根掛かりは心配ないようだ。
 釣り方はジグヘッド+ワームか、生きエビ餌を一つテンヤにセットして狙うかの2種。初挑戦組はエビ餌主体だが、開始早々に2連発で気を吐いたのが新潟市から夫妻で駆け付けたファミリー会員の浅野俊吾さん(54=会社員)だった。
 「合わせた瞬間、竿が立たなくてまるで根掛かりかと思いましたよ」――リーリング中も暴れる魚の猛ファイトにすっかりハマった感じ。
 開始30分後。誘っては止めて――を繰り返しオレンジ色ワームでバタバタと4尾目を上げたのは、一般参加した江戸川区の諸喜田(しょきた)智さん(57=自営業)。釣りはいろいろやっていると話す諸喜田さん。さぞかし鹿嶋にも通い詰めているのかと思いきや、「ルアーで釣るマゴチは初めてです。誘った後に出る当たり。次々と合わせが決まって面白いです」。余裕もあってか、取り込みはいたってスマートだ。鹿嶋のマゴチはビギナーにも優しいようだ。
 釣り場が遠かったため、午前10時半にストップフィッシング。正味5時間ほどの釣りだったが、数の方は諸喜田さんを含めて2人が最高の8尾。次いで7、6、5尾と続き、21人でトータル72尾。勝手が違うためか残念ながらオデコが3人出てしまったが、平均3.4尾とまずまずの釣果に。一方、審査は1匹の重量で競われその結果、一般参加した千葉市の佐藤信利さん(41=自営業)が1.25kg(57cm)で見事優勝に輝きました。
 
 ○…マゴチの日本記録は2007年2月に鹿児島県奄美大島で釣れた3.7kgで全長は79cm。豊丸での記録は現在のところ1.5kg。70cm。
 「重量的には梅雨明けごろが一番重くなりますね。今1.5kgあれば2kg級になりますよ」と豊丸。これから夏に向けて日本記録を塗り替える大物が出現する可能性大。大いに期待したい。
      (★構成&写真・スポニチ/マーメイドAC 林 悠二)
 
 ◆大会成績(単位kg)
 ①佐藤信利(千葉市)1.25
  ②黒澤裕太(市川市)1.20(全長58cm)
  ③中野英司 (船橋市) 1.20(全長55cm)
  ④細谷幸男(茨城町)1.05
  ⑤佐藤優(鎌ケ谷市)1.00
    (すべて一般参加者=敬称略)

 
★ この機会にあなたも日本記録、世界記録に挑戦してみませんか?
 
【今後のJGFA沖釣りサーキット予定】
  ▽ 9月11日(日)=第2戦「ヒラメ&オープン大会」飯岡・隆正丸。荒天時は9月18日(日)に順延
  ▽11月13日(日)=第3戦「カワハギ」小網代・丸十丸。荒天時は11月20日(日)に順延
   ▽11月27日(日)=第4戦「タチウオ」金沢八景・鴨下丸。
   ▽12月11日(日)=第5戦「アマダイ」葉山あぶずり・たいぞう丸。荒天時の日程は現在検討中。
 
【今後のJGFA沖釣り同好会予定】
   ▽10月 2日(日)=「アカムツ釣り」波崎・はまなす丸
   ▽10月16日(日)=「ヒラメ」外川・福田丸
 

(1)鹿嶋・豊丸船上に全員集合

新潟市から駆け付けた浅野俊吾、法子さん夫妻。2連発の俊吾さんを追い法子さんも

(3)テンヤで狙うマゴチは初挑戦の諸喜田智さん。開始30分で早くも4尾マーク

(4)両国の相撲部屋に勤務する墨田区の長江護さん。0.85kgを含めて7尾の数釣りを達成

(5)ザリガニ風のプラスチックワームで良型を連発させていたのは若林務さん

(6)当たりがあってもハリに乗らないこともあるためその分、面白さが増す

(7)検量所に次々と持ち込まれるマゴチ。1㌔前後が主体だ

(8)優勝した佐藤信利さん(前列中央)を囲み喜びの上位入賞者