「沖釣りもIGFAルールで」という故服部善郎名人（JGFA名誉会員）の呼びかけで始まったJGFA主催服部名人杯沖釣りサーキット。2013年の締めくくりとなる第4戦はカワハギを対象に11月9日、神奈川県三浦市小網代・丸十丸で開催されました。朝から北東の風がやや強く曇天で肌寒い幕開けでしたが、海上はさほど荒れてなく微妙な当たりを取るのに悩む必要はありませんでした。女性アングラー4人を交え21人が腕を競い合いました。

【ご協賛メーカー】(五十音順・敬称略）
ご協賛まことにありがとうございました！
ウォーターランド、(株）エイテック、GAMAKATSU PTE LTD.、(株）ささめ針、櫻井釣漁具(株)、(株)サンライン、(株）シマノ、(株）上州屋、スポーツニッポン新聞東京本社(株)、第一精工(株)、(株）タックルベリー、(株)デュエル、マルキユー(株）、(株)モーリス
 

【大会要項メモ】
▼開催日　　2013年11/9(土)　
▼場　所　　神奈川県三浦市小網代「丸十丸」＝電話046(881)0100。
▼参加者　　21人（男性17、女性4）
▼審　査　　18cm以上のカワハギ3尾までの総重量。
▼規　定　　IGFAオールタックルルールに準ずる。（ハリ数は2本まで）　
▼その他　　バッグリミットは18cm以上、20尾まで。環境に優しい鉄オモリ（30号）使用。

【当日の概況】（報告・スポニチ　林　悠二）
ここ数日好成績が続く一方で目立つのが今年生まれた〝新子〟の猛威。審査は3尾の総重量制ですが、良型をそろえるのに誰もが苦戦する一日となってしまいました。
魚影の濃さではピカ一の三浦地区。丸十丸・小菅裕二船長がホームグラウンドとする小網代、三戸、諸磯沖などは連日の好調ぶりを反映し遊漁船やプレジャーボートが集まっています。女性４人を交え船上は和やかで、まずは30mダチでスタートを切りました。
餌を待ち構えていたのか？　当たりはすぐ出ました。各所で竿が立ち、取り込まれる魚を見ると15cm未満の小型が目立ちます。「今年は新子の勢力が強くてね。数は出るんだけど…」と小菅船長。大半が小型と戯れている中、左舷胴の間で良型を３連発した人も。小田原市の六郷雅弘さん（49＝高校教師）で、まずは20cm級を上げ、3分後に24cm、そのすぐ後に25cmをＧＥＴ。中オモリ3号使用のたるませ釣りでの快挙です。とはいえ、全般的には小型が目立ちます。おまけに潮が効かず場所替えも頻繁になりました。
「深場を狙おう。ここは叩いて釣ってね。アサリの味を覚えればバリバリ食うはず」と船長。45mの深場で、今季初狙いのポイントとか。確かに良型が来ましたが、潮止まりも手伝い食いは渋め。「昼近くなのに検量に出せる魚がまだ２匹」。大会では常に上位の浅野和也さん（57＝横浜市、会社役員）も苦戦気味です。
活性が高まったのは諸磯沖の30mダチに移った時。各所で待望の良型が掛かり出しました。日中は中だるみしていた六郷さんも宙狙いに変更して復調。竿を徐々に立てつつ餌を追わせて当たりを出し、竿先にコツンと反応が出たところで華麗なリールでの巻き合わせで釣り上げていました。大会は午後2時に納竿、その結果、六郷さんが3尾の重量で2位に86gの大差を付け計776gで見事優勝を勝ち取りました。

 

　○…大型狙いには大バリ＆大餌。こんな作戦で狙うのも有効。この日のアサリのムキ身は小粒。ハリに掛けやすい半面、小型に狙われやすい。ハリに2個掛けした人もいたが、3個掛けで好成績につなげた人もいた。
 

◆第4戦カワハギ大会成績◆　
　（審査は18cm以上のカワハギ3尾までの重量。
　　　同数量は最大魚の全長で決定。単位g）

1位　六郷雅弘（小田原市＝立花学園高校FC）　776
2位　若林　務（船橋市＝レッドヘッダーズ）690
3位　浅野法子（荒川区＝ファミリー会員）638
4位　高山浩一（横浜市＝マーメイドAC）638
5位　浅野俊吾（荒川区＝ファミリー会員）556
6位　福永雄海（横浜市＝横浜ビルFC）492
7位　伊達志織（府中市＝マーメイドAC）408              
8位　久保田英（大田区＝個人正会員)　442　
9位　鈴木健斗（海老名市＝立花学園高校FC）438
10位 浅野和也（横浜市＝OSフィッシングC） 438
                                  （敬称略）
       

（写真の提供はスポニチ・林悠二、伊達志織さん）

★アマダイファンに釣り大会参加のご案内
　◆「2014年JGFA沖釣りサーキット」第1戦要項

　JGFA主催で1月18日（土）に、神奈川県平塚沖で釣り大会を開催します。奮ってご参加下さい。
　▼場　所　　平塚新港「庄三郎丸」　電話＝0463(21)1012。
　▼集　合 　 午前4時30分、帰港は午後1時。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　▼表　彰　　1〜3位、他魚1位（500g以上）
　▼参加費　　一般9,500円、女性7,500円、中学生以下6,500円 　（船&餌代、懇親パーティー代、JGFAサポート
　　会員費1,000円込み)　ただし、JGFA会員は上記より1,000円引き。
　▼規　定　　IGFAルールに準ずる。（仕掛けはテンビン2本バリ)
　●バッグリミット:アマダイ全長20cm以上、7尾までとする。他魚を含め10尾まで。
　●道糸：PE1号に統一。仕掛けはテンビン2本バリ。
　●オモリ：鉄オモリ40号を使用し統一。

★参加申し込み先は↓
　　　　　JGFA事務局へFAX＝03(6280)3952。
　　　　　Eメールはこちら japan@jgfa.or.jp

 

  ○…年4回実施された大会で年間優勝者は、JGFA特製の盾にアングラーの名前が記されてきた。4戦の結果で決まる今年の優勝者は…。