9/14【服部名人杯沖釣りサーキット・ヒラメオープン釣り大会】結果レポート

「沖釣りもIGFAルールで」という故服部善郎名人(JGFA名誉会員)の呼びかけで始まったJGFA主催服部名人杯沖釣りサーキット。2013年の第3戦はヒラメを対象に9月14日、千葉県飯岡・隆正丸で開催されました。南の洋上では台風18号が本州に向けて速度を速めているという話でしたが、その割に朝から海上は穏やか。ウネリもなくコンディションは上々。一般参加者を交えたオープン大会はそんな中での開催で、31人が2隻に分乗して腕を競い合いました。
 
【ご協賛】(五十音順・敬称略)
ご協賛まことにありがとうございました!
(株)エイテック、GAMAKATSU PTE LTD.、クレハ合繊(株)、(株)ささめ針、(株)サンライン、(株)シマノ、(株)上州屋、スポーツニッポン新聞東京本社(株)、(株)タックルベリー、(株)ツネミ、(株)デュエル、(公財)日本釣振興会、マルキユー(株)、(株)ミサキ、(株)モーリス、ユニチカ(株)、(有)隆正丸
【大会要項】
●開催日 2013年9月14日(土)  5:00出船 12:00沖上がり。
●船 宿 千葉県飯岡港隆正丸(℡090-3687-9000) 2隻出し。
●対象魚 全長40cm以上のヒラメ
●参加者 31人(台風接近情報で数人のキャンセルがありました)
●天候  朝から北東の微風。海上は穏やか。
●ルール IGFAルールの規定により、ハリはシングルフックを2本まで。電動リール、クッションゴムの使用不可。
●環境配慮 鉄オモリ60号を支給。
●検量対象 全長40cm以上、1尾の重量。同重量は全長の長いほうを優先。
●バッグリミット(持ち帰り出来るサイズと尾数) 全長40cm以上2尾まで。

【当日の概況】 (報告・スポニチ 林 悠二)
 「将来を考えた釣りを続けていこう」--服部名人の提唱でスタートした沖釣りサーキット。ルールとマナーをもってフェアな釣りをする人の輪を広げていくことを目的に進められて10年目を迎えました。そんな中で展開された秋の飯岡沖はヒラメの釣り。女性ファンも目立ちますが、この日も3人がエントリーして大会に花を添えました。17人が乗った18号船(田村光二船長)は、30mダチでの早朝の1投でビッグONEに遭遇しました。左舷トモ寄りで竿を出す埼玉県桶川市の森高雄さん(62=公務員)が、5分足らずのファイトで取り込んだのが4.4kg(81cm)の大物。さすが朝のゴールデンタイム。大会口開けで飛び出した大物に、船中はガ然活気づきました。ポツポツ掛かりますが食い込みはもうひとつ。中盤から40mダチの魚礁へ移動。ここは当たりました。根掛かりも激しいですが、左舷トモでは底を取ってきちんと1m上げて狙った銚子市の尾身博之さん(48=会社員)が9尾連続ヒット。
 右舷正舷で狙う足立区の仲丸康二さん(55=会社員)も快調に数を伸ばし「今、8尾です。食べるのは規定通り2尾で十分。6尾はリリースしました」ニコニコ顔で放流を繰り返していた。
そんな中「当たりがあっても掛からない」ハリがトリプルでなくて調子がでないとボヤキ節も聞かれました。でも、釣る人はしっかりと釣っています。そこはテクニックでカバー。ここが腕の見せどころでもあり、釣りの面白さというものですね。全般的に食いが良い分、餌切れも早く10時半に納竿となりました。
 その一方で、11号船(芳野義之船長)は外川、川前方面までエリアを広げて正午まで粘りました。外道にマハタ、カンパチを手にした人もいましたが、船長の努力も空しく残念ながら型を見られなかった人が出てしまいました。結果的に最大が1.9kgで軍配は18号船に上がる大会となりました。とはいえ、全般的にはヒラメの魚影の濃さは申し分なし。今後も楽しみな飯岡沖といえましょう。
 
◆第3戦ヒラメ大会成績◆ (審査は2隻の横取り、同重量は全長で決定。単位kg)
1位 森 高雄(桶川市=サポート会員)4.40
2位 鈴木 匡(市川市=サポート会員)1.90
3位 宮井敏晴(小金井市=レギュラー会員)1.90
4位 坂本幸博(秩父市=正会員) 1.75
5位 仲丸康二(足立区=サポート会員)1.70
6位 平川博子(埼玉県新座市=サポート会員)1.65
7位 浅野法子(荒川区=ファミリー会員)1.35                 
8位 浅野俊吾(同上)1.35
9位 福永雄海(横浜市=横浜ビルFC)1.15
10位 宮崎保夫(三鷹市=サポート会員)1.15
(敬称略)
        
(写真の提供はスポニチ・林悠二、伊達詩織さん)
  
 
【お知らせ】
 次回開催の第4戦「服部名人杯沖釣りサーキット」はカワハギを対象に11月9日(土)に神奈川県小網代・丸十丸で開催します。審査は3匹までの重量。なお、荒天の場合は16日(土)に順延します。現在、参加者を募集中です。
★詳しくはこちらをご覧ください
https://www.jgfa.or.jp/news/event/p000466.html

★お申し込みは「丸十丸」へ電話=046(881)0100か、
           JGFA事務局へFAX=03(6280)3952。
           Eメールはこちら japan@jgfa.or.jp 
 
 
 ◆「服部名人杯沖釣りサーキット」の起源
 服部名人を囲む懇親釣り大会の第1回は、2003年5月17日、久里浜ムツ六でマダイを対象に開催。2004年も懇親釣り大会として開催し、正式に「服部名人杯沖釣りサーキット」としてスタートしたのは、2005年2月13日鹿島港・幸栄丸・カレイ大会が最初。この年から年4戦で行われるようになりました。2005年の沖釣りサーキット初代チャンピオンは、猶原正和さん(サバロ)でした。

★ヒラメファンに釣り大会参加のご案内
 JGFA沖釣り同好会主催で10月20日(日)に、千葉県銚子沖で釣り大会を開催します。奮ってご参加下さい。
 ▼場 所  銚子外川港「福田丸」 電話=0479(22)5741。
 ▼集 合   午前4時30分、帰港は午後1時。                      
 ▼表 彰  1〜3位、他魚1位(500g以上)
 ▼参加費  1万2000円(生き餌、氷付き。放流基金含む)
 ▼規 定  オモリ60号、ラインはPE3号、150m以上。 
参加申し込み先はこちらをご覧下さい↓
 https://www.jgfa.or.jp/news/event/p000464.html
 

18号船で早朝の第1投で4.4kg(81cm)の大物を釣り上げ、結局優勝した森高雄さん

メジャーの上ではこのサイズ

11号船で一番の大物1.90kgを上げた鈴木匡さんは2位

11号船に乗船して3位になった宮井敏晴さん

11号船ではこんなこともありました。浅野ご夫妻は同重量をGET。全長が1cm長かった法子さんが7位、ご主人の俊吾さんは8位に

小型のみならず、40㎝や45cmのヒラメにタグを打ってリリースした人も

【隆正丸の案内所で昼食後に行われた表彰式】優勝した森高雄さん(中央)と左は2位の鈴木匡さん。右は3位の宮井敏晴さん 手前のボードは賞品協力でお世話になった協賛メーカーさん。本当にありがとうございました。